Digital Underground の Shock G が死去

享年57歳

ミュージック
17,810 Hypes

若かりし頃の2Pac(トゥパック)が在籍していたことでも知られるDigital Underground(デジタル・アンダーグラウンド)の中心メンバーで、ラッパー/プロデューサーとして活動していたShock G(ショック・G)ことGregory Jacobs(グレゴリー・ジェイコブズ)が、4月22日(現地時間)に57歳で死去した。

中学生の頃はドラマーを夢見るも、1970年代にカリフォルニアからニューヨークへと引っ越したことをきっかけに黎明期のヒップホップと出会い、手にする楽器をターンテーブルへと変えたShock G。その後、再びカリフォルニアに戻ると16歳で市内のラジオDJを任せられるようになるが、15分21秒もあるFunkadelic(ファンカデリック)の“(Not Just) Knee Deep”を5分枠で流したことで解雇され、バックパッカーとしてアメリカを転々としながらピアノなどの楽器を独学で学ぶことに。それからHillsborough Community Collegeへの入学など紆余曲折を経て、1987年にChopmaster-J(チョップマスターJ)らと共にDigital Undergroundを結成。1970年代のファンクバンドの楽曲をサンプリングしたサウンドをアイデンティティとし、1990年に“The Humpty Dance”をヒットさせ、その翌年にはMC New Yorkを名乗っていた若手ラッパー 2Pacが一時的に加入(すぐに脱退)。Digital Undergroundはそのコミカルなパフォーマンスもあり、残念ながら西海岸のヒップホップシーンで最も過小評価されていると言っても過言ではない立ち位置だったが、2008年の解散までほぼ毎年世界中でライブを行う勢力的な活動を続けていた。

『HYPEBEAST』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

Read Full Article
 
ニュースレターに登録して、“最新情報”を見逃さないようにしよう。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。