Nike が7年連続で最も価値のあるアパレルブランドに選出
世界で最もブランド力のある企業は〈Rolex〉に

イギリスを拠点にブランド評価や戦略のコンサル業務を行う「Brand Finance(ブランドファイナンス)」社が、世界中のアパレルブランドが持つ価値を独自に調査したランキング “Apparel 50”の最新版を発表した。
過去6年、首位を独占してきた〈Nike(ナイキ)〉は、そのブランド価値を13%を下げ、304億ドル(約3兆3,300万円)とするも、7年連続で王座に座ることに。続く2位の〈Gucci(グッチ)〉も同様に2020年から12%ダウン。その後は3〜10位までは〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉〈adidas(アディダス)〉〈CHANEL(シャネル)〉〈ZARA(ザラ)〉〈UNIQLO(ユニクロ)〉〈H&M(エイチアンドエム)〉〈Cartier(カルティエ)〉〈Hermès(エルメス)〉と続く。
このランキングは、ラグジュアリー、スポーツウェア、ファストファッション、ウォッチ/アクセサリー/ジュエリー、ハイストリート、アンダーウェア、フットウェアというサブカテゴリーに分けられるが、フットウェアのみがカテゴリー全体のブランド価値を上昇させており、平均で9%増加した。なかでも〈Timberland(ティンバーランド)〉が47%、〈Nike〉傘下の〈Converse(コンバース)〉が8%増という数字を記録している。最も目覚ましい成長を遂げたブランドは〈Fila(フィラ)〉となり、ブランド価値は前年から68%増加の27億ドル(約2,960万円)とした。昨年末の中国市場での売上拡大が大きな要因だという。それと対照的に最もそのブランド価値を落としてしまったのは〈COACH(コーチ)〉。前年から31%下落の47億ドル(約5,150万円)とした。
また、「Brand Finance」では同ランクとは別に、マーケティング投資、顧客との親密度、スタッフの満足度、企業の評判を基準としたブランドの相対的な強さも測っており、ランキング11位の〈Rolex(ロレックス)〉が100点中89.6点を記録し、世界で最もブランド力のある企業となった。
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