クリス・ヴァン・アッシュが Berluti のアーティスティック・ディレクターを退任

〈Dior〉を11年間も率いた才器だったが、わずか3年でブランドを去ることに

ファッション
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ファッション業界最大手企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」の傘下にある〈Berluti(ベルルッティ)〉から、アーティスティック・ディレクターのKris Van Assche(クリス・ヴァン・アッシュ)が同ブランドを去ることが発表された。

Kris Van Asscheは、Hedi Slimane(エディ・スリマン)退任後の〈Dior Homme(ディオール オム)〉を2007年から11年間率いた後、2018年4月にHaider Ackermann(ハイダー・アッカーマン)の後任として〈Berluti〉のアーティスティック・ディレクターに就任。ブランドの硬派なイメージを守りつつ、〈Dior Homme〉のように若い世代を取り込むことを目的としたアイテムも発表するなど新たな風を吹き込んでいたが、4月8日(現地時間)に発表したばかりの2021年秋冬コレクションを最後にブランドから去ることが決定してしまった。

今後、彼の後任は招聘せずにデザインチームがブランドを手掛け、従来までの年2回というコレクション発表の形式を中止し、新たなアプローチで顧客の獲得を目指すという。

ちなみにKrisが〈Berluti〉に加入する数カ月の間に、〈CELINE(セリーヌ)〉がHedi Slimaneを、〈Dior Homme〉がKim Jones(キム・ジョーンズ)を、〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉がVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)を起用するなど、「LVMH」グループの中でデザイナーのシャッフルがしきりに行われており、彼の人事はこの煽りを受けたものと言われている。

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