Amazon のジェフ・ベゾスがアルゴリズムを導入し従業員の労働環境を改善する計画を発表

「私は地球最高の雇用主になり、Amazonが地球で最も安全な職場になることを目指します」

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Amazon(アマゾン)」のCEOであるJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)が、問題視されている同社の従業員の労働環境を改善するため、身体を動かす必要のある仕事において従業員をシャッフルするアルゴリズムを導入する計画を発表した。

「Amazon」が先日公開した、Bezosが同社の株主に宛てた年次書簡の中でこの計画の詳細が明かされている。書簡によると「Amazon」は現在、仕事における反復的な動作によって引き起こされる捻挫や歪みなどの従業員の安全上の問題の改善に取り組んでいるとのこと。筋骨格系の障害のリスクは、「私たち(Amazon)のような種類の仕事ではよくあること」であり、特に初めて肉体労働に従事する新入社員にとっては、このような問題が起きる可能性が高い。このことに対処するため、同社ではアルゴリズムを用いて、異なる筋肉や腱を使用する仕事間で従業員同士を交代させることで反復動作を減らし、彼らの健康を守るための新しい自動人員配置スケジュールを開発しているそうだ。この新しいテクノロジーは、2021年を通じて同社が展開している“ジョブローテーションプログラム”の中心となる。

「Amazon」は以前より自社施設での従業員の非人道的な労働状況が報告されており、最近ではアメリカ・アラバマ州ベッセマーにある同社の倉庫の従業員らによる労働組合の結成も動きも報じられた(*結果は従業員による投票で否決)。この流れを受けて今回のような対策に本格的に着手し始めたと考えられる。また、Bezosは先の書簡において「複数の報道を目にすれば、当社が従業員を大切にしていないと思われるかもしれませんが、それは事実ではありません。私は地球最高の雇用主になり、(Amazonが)地球で最も安全な職場になることを目指します」と宣言している。

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