イーロン・マスク が UFC などを所有する米大手エージェンシーの取締役に?
彼の主催する格闘技イベントが開かれる可能性も

米電気自動車メーカー「Tesla(テスラ)」や民間宇宙開発企業「SpaceX(スペースX)」を率いるElon Musk(イーロン・マスク)が、総合格闘技団体 UFCや世界的な知名度を誇るミスコンテストの主催機関「Miss Universe Organization(ミス・ユニバース機構)」などを所有するタレントエージェンシー「William Morris Endeavor Entertainment LLC(WME/ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント)」の取締役会に招待されたことが複数の報道によって明らかになった。
報道によると、「WME」が3月31日(現地時間)に米国証券取引委員会に提出した上場申請書類に、同社がElonを取締役に指名したことが記載されているという。申請書には、Elonが取締役に推薦された理由として、専門的な経歴と民間会社経営の経験、過去に上級幹部レベルの役職に就いていたこと、他の民間企業の役員を務めていたこと、事業を急成長させた経験があることなどが挙げられている。「WME」は、創業100年以上の老舗タレント・エージェンシー「William Morris Agency(ウィリアム・モリス・エージェンシー)」と1995年創業の「Endeavor Talent Agency(エンデヴァー・タレント・エージェンシー)」が合併して2009年に設立。後者の幹部で現在CEOを務めるAri Emanuel (アリ・エマニュエル)はElonと親しく、「Teala」の大ファンであることが少なからず影響しているようだ。
Elonは先述の「Tesla」と「SpaceX」のほか、脳とコンピューターをつなぐブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)を開発する企業「Neuralink(ニューラリンク)」、トンネル建設サービス会社「The Boring Company(ザ ボーリング カンパニー)」なども経営しており、今回の件でさらに肩書きが増えることになる模様。一体どこまで手を広げれば気が済むのか、彼の今後の動向に注目していきたい。