腕に巻くだけで新型コロナの兆候が検出可能なアームバンドを米企業が開発

3~5分程度で陽性か陰性かを判断できるとのこと

テック&ガジェット
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先日、アメリカの政府機関である「FDA(Food and Drug Administration、米国食品医薬品局)」が、機械学習を利用して新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の微妙な兆候を検出できる新しいデバイスの緊急使用を初めて許可したことが明らかになった。

公開されたプレスリリースによると、同局が緊急使用を許可したのはアメリカの企業「Tiger Tech Solutions(タイガー テック ソリューションズ)」が開発した、PPG(光電式容積脈波記録法)用の光学式センサーと小型プロセッサーを搭載したアームバンド Tiger Tech COVID Plus Monitor。このバンドは腕に巻くだけで脈動の信号情報が取得され、機械学習によって新型コロナ感染者にみられる凝固亢進状態を予測し、ライトの色で陽性か陰性かの結果が表示されるという。結果が出るのに要する時間は3~5分程度で、臨床試験では非常に高い成功率を示したそうだ。ただし、このデバイスは典型的な症状を示さない、あるいは無症状の人を検査する場合には役立つが、すでに感染の症状を呈していたり、発熱している人への使用は意図されておらず、診断テストに代わるものではないとのこと。「FDA」は先のリリースで「この新しいスクリーニング装置と体温チェックを組み合わせることで、新型コロナに感染している可能性のある人を特定することができ、さまざまな公共の場で感染拡大を抑えることができるでしょう」と発表している。

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