2020年のアメリカ音楽業界の収益の83%をストリーミングサービスが占めていたことが明らかに

一方、フィジカルではアナログレコードがCDよりも収益の多いメディアとなる

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Recording Industry Association of America(アメリカレコード協会、通称RIAA)」が発表した年次報告書によると、2020年の音楽業界全体の収益は前年比9.2%増の120億ドル(約1兆3,000億円)で、そのうちの83%にあたる101億ドル(約1兆700億円)を音楽ストリーミングサービスを占めていたことが分かった。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による自宅待機の影響から音楽ストリーミングサービスへの加入者が激増したことが大きな要因で、2019年の6,040万人から1,500万人超えの増加となる7,550万人を記録。「Spotify」と「Apple Music」の二大巨頭だけで70億ドル(約7,400億円)の売り上げがあったという。一方でフィジカルの収益は興味深い動きを見せており、CDの収益は前年比23%減の4億8,300万ドル(約515億円)だったが、アナログレコードは前年比29%増の6億1,960万ドル(約660億円)と、アナログレコードがCDよりも収益の多いメディアに。この結果、フィジカル全体の収益は前年比0.5%減にとどまったそうだ。

近年は『YouTube』をはじめとする動画共有プラットフォームで音楽を楽しむ層も増加しており、2021年は一体どのような結果になるのか楽しみである。

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