Marvel の『キャプテン・アメリカ』にLGBTQ+の新ヒーローが追加
生誕80周年を記念したミニシリーズにゲイのキャプテン・アメリカとしてアーロン・フィッシャーが登場
アメリカを代表するコミックカンパニー「Marvel(マーベル)」が、1941年に発行された『キャプテン・アメリカ』の生誕80周年を記念したミニシリーズ『The United States of Captain America(ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・キャプテン・アメリカ)』に、LGBTQ+の新ヒーローとしてアーロン・フィッシャーが登場することを発表した。
本作は、主人公スティーブ・ロジャースが盗まれたシールドを探すために、バッキー・バーンズ、サム・ウィルソン、ジョン・ウォーカーといった歴代のキャプテン・アメリカと共に旅し、鉄道会社のキャプテン・アメリカであるアーロン・フィッシャーに出会うという物語。アーロン・フィッシャーの産みの親の1人であるアーティスト Jan Bazaldua(ジャン・バザルドゥア)は、「アーロンの制作を依頼してくれたエディターのAlanna Smith(アラナ・スミス)とJoshua Trujillo(ジョッシュ・トゥルヒーヨ)にとても感謝しています。アーロンをデザインするのはとても楽しかったですし、トランスジェンダーである身として、キャプテン・アメリカを尊敬し、社会で落ちこぼれている人々を助けるために悪と戦うゲイを描けて光栄に思います。彼を描いている際に思ったのですが、キャプテンは凶悪な敵と戦い、たいていの場合は世界を救っていますが、アーロンは日々問題を抱え1人で歩いている人たちを助けています。気に入っていただければよいのですが」とコメントしている。
『The United States of Captain America』の記念すべき第1号は、海外では6月2日(現地時間)に発売予定。アーロン・フィッシャーが登場するストーリーが一体どのように展開されるのか楽しみに待つとしよう。