LVMH がヨーロッパで最も企業価値の高い企業になる
2021年2月末に時価総額約34兆1,270億円を記録
〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉や〈DIOR(ディオール)〉など数多くのラグジュアリーブランドを擁するファッション業界最大手企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」が、今年の2月末に時価総額2,645億5,000万ユーロ(約34兆1,270億円)で「Nestlé(ネスレ)」の時価総額2,420億ユーロ(約31兆2,100億円)を追い抜き、ヨーロッパで最も企業価値の高い企業となった。
2020年4月〜2021年2月にかけて「LVMH」は65.4%の株価上昇を記録し、〈Cartier(カルティエ)〉や「YOOX Net-a-Porter Group(ユークス・ネッタポルテ・グループ)」などを擁する複合企業「Richemont(リシュモン)」は74%、〈Hermès(エルメス)〉は54.7%、「Kering(ケリング)」は22.1%上昇するなど、相次いで他ラグジュアリー企業の株価も上がった。
2020年における「LVMH」の年間売上高は前年比17%減の447億ユーロ(約5兆6,380億円)で、そのうちファッションおよび皮革製品部門が86.5%を占めた。また、2020年第1四半期〜第3四半期の売上高の46%を同部門が占めたほか、リテール部門は24%、パフュームおよびコスメティクス部門は12%、ワインおよびスピリッツ部門は11%、時計およびジュエリー部門は7%を占めた。第4四半期で収益は3%減の143億ユーロ(約1兆8,470億円)を記録し、ヨーロッパ地域が新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響で打撃を受けたのに対し、アジアでは2桁の成長率を記録するなど売上を伸ばした。さらに、2021年初頭に158億ドル(約1兆6,280億円)で老舗ジュエリーブランド〈Tiffany & Co.(ティファニー)〉の買収を完了させていることから、収益の18%増加を見込んでいるという。最近では、高級シャンパンブランド「Armand de Brignac(アルマン・ド・ブリニャック)」の株式の50%を取得するなど、更なる事業拡大に期待ができる「LVMH」には目が離せないだろう。

















