ZARA を擁する Inditex の2020年度の純利益が前年比70%減に

お膝元のスペインをはじめ、未だに全体の15%にあたる店舗が再開できていないという

ファッション
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先日、長年にわたり君臨してきた“時価総額アパレル世界首位”の座を〈UNIQLO(ユニクロ)〉や〈GU(ジーユー)〉を展開する「Fast Retailing(ファーストリテイリング)」に明け渡すこととなってしまった〈ZARA(ザラ)〉を擁する「Inditex(インディテックス)」が、2020年度(2020年2月〜2020年1月)の決算で売上高が前年比28%減の204億ユーロ(約2兆6,300億円)、純利益が前年比70%減の11億ユーロ(約1,423億円)だったことを発表した。

他ブランド/メーカー同様に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響をモロに食らった形で、お膝元のスペインをはじめとする欧州中心の店舗展開が災いし、長期化したロックダウンによる影響から未だに全体の15%にあたる店舗が再開できていないという。加えて、経済回復の早かった中国での事業に「Fast Retailing」や〈H&M(エイチ・アンド・エム)〉ほど積極的ではなかったことが裏目となった。

同社は2020年6月に全体の16%に相当する1,200店舗を閉鎖する計画を発表しており、同年4月時点で7,400店舗が展開されていたが、今年1月末時点で6,820店舗まで減少。しかしネガティブなことばかりではなく、ECサイトでの売り上げは前年比77%増の66億ユーロ(約8,540億円)という驚異的な伸びを見せ、4月12日(現地時間)までに全ての店舗の営業を再開するそうだ。

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