UPDATE:アレキサンダー・ワンが性的暴行疑惑に関する新たな声明を発表
「苦痛を与えるような行動をしてしまったことに後悔しています」

UPDATE(2021/3/12):※元記事の内容が一部誤解を与える表現だったため、修正を加えております。
声明内容では、Alexander Wangは性的暴行を認めたわけでなく、被害を訴えているモデルらを傷つけるような行動を取ってしまったことを反省している旨を明確にしていた。
ORIGINAL(2021/3/10):昨年末から告発が相次いでいたAlexander Wang(アレキサンダー・ワン)による性的暴行の被害。一貫してWangはその疑惑を否定していたが、自身の『Instagram』で新たな声明を発表した。
2020年12月28日(現地時間)、モデルのOwen Mooney(オーウェン・ムーニー)が2017年にナイトクラブでWangに局部などを触られたと告発する動画を投稿したことを発端に、複数のモデルが相次いで性的暴行の被害を告発。これに対してWangは代理人を通じて、「私はこの数日間、根拠のない、吐き気のするような虚偽の告発を受けています。ネット上で飛び交っているような出来事に関与したことはなく、主張されているような行動を取ることもありません。これらの主張を発信し、悪意を持ってオンライン上で拡散している人物に、それが誰であれ責任を取らせるつもりです(略)」と発表していた。しかし3月9日(現地時間)、新たな声明文を発表。その内容は以下の通り。
「最近、私の過去の個人的な行動に関して、何人かの方からクレームを頂きました。私は彼らが意見を主張する権利を支持し、彼らの話に注意深く耳を傾けました。彼らにとって体験を語ることは容易ではなかったと思いますし、彼らに苦痛を与えるような行動を自分がとってしまったことを後悔しています。告発の内容に関しては詳細の部分で同意できない部分もありますが、今後は手本となれるよう自分の社会的立場を自覚し、有害な行動を阻止していける人間になれるよう努めて参ります。人生とは学び、成長することであり、今、私はそれを心から感じ、行動に移していきたいと思っています」
10年近くアメリカのファッションシーンを引っ張ってきたデザイナーの今後の進退が注目される。