創立100周年を迎えた Braun と Off-White™️ によるコラボアラームクロックが発売

2021年で創立100周年を迎えたドイツの小型電気器具メーカー〈Braun（ブラウン）〉が、この歴史的なアニバーサリーイヤーを記念してVirgil Abloh（ヴァージル・アブロー）の手がける〈Off-White™️（オフホワイト）〉とのコラボプロダクトをリリースすることが明らかになった。

〈Braun〉は、1921年に当時エンジニアであったMax Braun（マックス・ブラウン）がドイツのフランクフルト アム・マインにラジオ部品の製造会社を設立したことに始まる。同社は1920年代にパワーアンプやラジオ受信機を開発し始め、1932年にはヨーロッパにおいてラジオとレコードプレイヤーの複合機を初めて世に送り出す。1950年には初の電気シェーバー S50の生産を開始し、このプロダクトは同社を代表する製品となる。1955年にはDieter Rams（ディーター・ラムス）をインハウスデザインチームに迎え、数々の伝説的なプロダクトをプロデュース。その後、彼らのプロダクトは『The Museum of Modern Art（ニューヨーク近代美術館）』のパーマネントコレクション（永久所蔵品）に選出されるなど、設立から現在に至るまで、同社がこれまでに発表してきたデザイン性の高いプロダクトの数々は世界中の多くのデザイナーやクリエーターたちに影響を与え続けている。

そんな〈Braun〉が創立100周年の記念コラボレーションのパートナーに選んだのが、今日最も影響力のあるデザイナーの1人であるVirgilであることは必然と言えるだろう（ちなみに、両者は2016年にもコラボウォッチを発表している）。そして先日、〈Braun〉は同社の『Instagram』を通じて今回のコラボを正式に発表。この投稿にVirgilは、「私は常にBraunのプロダクト、つまり長持ちするように作られた象徴的なデザインに深い感銘を受けてきました」とメッセージを寄せ、〈Braun〉は以下の声明を公開。「デザインの役割についての対話を始めるため、私たちは今日最も優れたクリエイティブデザイナーの1人であるVirgil Ablohと力を合わせ、過去100年のBraunのアイコンを再考しました。3月に公開されるフルコラボレーションビデオにご期待ください！」

そして、“Off-White™ c/o Braun”と称された本プロジェクトの第1弾として、コラボアラームクロック BC02が本日リリースされた。ベースとなったBC02は、『MoMA』のパーマネントコレクションに選定された同社の1987年発表のプロダクト AB1を現代の技術でアップデート。マット仕上げのケースと文字盤、静粛性に優れた精密なクオーツムーブメント、クレッシェンドサウンドのアラーム本体などの技術仕様を一新したデザイン性と実用性を兼ね備えたプロダクトだ。このBC02をオレンジ、ライトブルーにアレンジし、文字盤には“Off-White™”アイコンを配置。Virgilは、このカラーを選んだのは「自然とインテリアデザインの中で目を引く色だから」とコメントしている。

“Off-White™ c/o Braun” BC02 CLOCKは〈Off-White™〉公式オンラインストアおよび『“SOMETHING & ASSOCIATES” c/o OFF-WHITE™ TOKYO』にて販売中。価格は10,000円（税抜）となる。