HYPEGOLF Locker Room : 中村貴至 from APHRODITEGANG インタビュー

舐達麻を擁するAPHRODITEGANGクルーの一員でもあるという異色のプロゴルファーを特集

ゴルフ
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じわじわと盛り上がりを見せるゴルフシーンの“HYPEな今”をお届けするアカウント『@hypegolfjapan』がお届けする特集企画 “#HYPEGOLFLOCKERROOM”。本企画では、日本のゴルフ業界におけるキーパーソンやアップカミングな人物にフォーカスし、さまざまなアングルからゴルフについて深掘りしていく。記念すべき第1回目は、2020年11月にプロゴルファーとなったばかりの中村貴至(なかむら たかゆき/30歳)をフィーチャー。中村氏は日本のヒップホップシーンを賑わす舐達麻を擁するAPHRODITEGANGクルーの一員でもあるという異色の経歴の持ち主だ。

中村氏は一見寡黙そうに見えるが、直接会うと屈託なく笑う気持ちいのいい青年。そんな中村氏は14歳からゴルフを始めたが20歳で一度断念。しかしゴルフへの情熱を忘れられず、6年のブランクを経て26歳で改めてプロゴルファーになることを決意する。再起をかけ奮闘する中で、先輩である舐達麻からの厳しくも熱い叱咤激励が彼の背中を押すこととなったという。

中村氏は昨年12月にプロゴルファーとなって初めてのPGAの新人戦に参加。堂々2位に輝いたが決して満足していないという。「これからはより優勝を狙っていきます」今後の展望についてそう語る中村氏。何が彼をそこまで強くさせるのか?その背景にはやはり先輩である舐達麻の存在が大きいのでは?と感じた我々は彼らの自宅に伺い、舐達麻のBADSAIKUSH、DELTA9KID、APHRODITEGANGのASHURA_MICの3人に中村氏の強さの秘訣を尋ねた。

アフロディーテギャング 舐達麻 APHRODITEGANG 中村貴至(なかむら たかゆき)

APHRODITEGANGクルーの一員というユニークな経歴を持つプロゴフファー 中村氏はゴルフ業界にとっても期待の星であることを伝えると、彼らからは「なんでこいつがそんなに特別なんですか?」とこちらが想像もしていなかった返答が。彼らにとってのゴルファー=中村貴至であり、“普通の”ゴルファーと中村氏の違いがわからないとのこと。また、小学2年生からゴルフに打ち込む中村氏を見てきたので、たとえブランクがあったとしても、絶対にプロゴルファーになれると信じていたそうだ。新人戦2位の原因が「ちょっとした焦りで1回だけOBを出してしまった」ことだとわかると「そうゆうところだよね」と一笑する先輩達。試合を見ていなくても、中村氏の性格を理解しているが故に、心の乱れが結果を左右したとわかっている様子だ。6年のブランクを経てゴルフに復帰する決意を伝えた際も彼らからは「中途半場な気持でゴルフに向き合うんじゃない」と激励されたらしい。

ゴルフとはメンタルの強さが勝負を左右するスポーツ。今までの人生の“やばい”岐路を考えると「ボールを一打打つことで人生が劇的に変わるわけじゃないんだから、そう考えていかなくちゃダメだよ」という彼らの力強いアドバイスが物語るように、さまざまな荒波を乗り越えた先輩に導かれた中村氏は、これからどんどん強くなっていくだろうと容易に想像がついた。

海外でのゴルフ環境やトーナメントの賞金総額の話で盛り上がる中、「どんどん優勝してゴルフ業界をかえていきなよ」とBADSAIKUSH。さまざまな苦難を乗り越えて現在のステータスを勝ち得た自分たちと、これから新たにゴルフ業界に挑戦していく中村氏を重ね合わせているのかもしれないと感じた。

中村氏の目標は定まっている。これからは優勝だけを狙う。そんな彼をサポートする熱い先輩達。今回の取材を通じて、これからのゴルフ業界の青写真を垣間見た気がした。そして、ゴルフ業界で登り詰めるのもある意味ヒップホップなんじゃないか、そんな考えが脳裏によぎった1日であった。

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