Nike がデータ統合などのサービスを提供するスタートアップ企業 Datalogue を買収

消費者主導のデジタルトランスフォーメーション戦略を推進することが目的

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スポーツウェア大手〈Nike(ナイキ)〉が、AIを活用したデータ統合などのサービスを提供するスタートアップ企業「Datalogue(データローグ)」の買収を発表した。消費者主導のデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を推進することが目的だという。「Datalogue」は、最先端の独自機械学習テクノロジーを構築し、データ準備とデータ統合の自動化を実現している。

〈Nike〉は、2020年7月に長期成長と収益性改善に向け、販売・マーケティングにおけるデジタル化の強化を図った“Consumer Direct Acceleration(コンシューマー ダイレクト アクセラレーション)”戦略の促進のため、経営陣の刷新を発表。今年は、顧客接点におけるデジタル技術の向上を促すべく、テクノロジーやeコマースに投資し、消費者主導のビジネスモデルの形成を行う意向だという。今回の買収により〈Nike〉は自社のデジタルエコシステムの一環としてさまざまな情報源からデータを統合することが可能に。また、データへのアクセスがより容易となり、プラットフォーム全体で標準化される。加えて「Datalogue」のチームは〈Nike〉のグローバルテクノロジー部門に統合される模様。

〈Nike〉の社長兼CEOのJohn Donahoe(ジョン・ドナホー)は「弊社のCDA戦略は、個人レベルで顧客のニーズに対応できるよう、顧客管理の促進に重点を置いています。デジタル技術の導入へ移行しているフェーズの中、Datalogueを買収することで、生データを実用的なインサイトとしてリアルタイムで社内全体に共有することが可能になります」と声明を発表。一方、「Datalogue」の最高経営責任者 Tim Delisle(ティム・ドリール)も「弊社が備え持つ情熱とノウハウを駆使し、これまでNikeが構築してきたデジタルファーストのシステムの強化に携わることができとても光栄です」とコメントしている。

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