2000年代屈指の名作 Nike Air Max 90 “Bacon” が遂に初復刻
NYのスニーカーブティック『Dave’s Quality Meat』とのコラボモデルが、カラーリングを忠実に再現して姿を見せる




〈Nike(ナイキ)〉は2021年に入ってからというもの、“Coffee”や“Popcorn”などからインスパイアされた食シリーズ(?)のフットウェアを発表してきたが、これはとあるAir Max 90の復刻への布石だったのかもしれない。その復刻を遂げる1足とは、『DQM』という名で愛されたものの今は閉店してしまったニューヨークのスニーカーブティック『Dave’s Quality Meat』とのコラボ AM90 “Bacon”だ。
『Dave’s Quality Meat』は、プロスケーター Chris Keeffe(クリス・キーフ)と〈Zoo York(ズー ヨーク)〉の元デザイナー Dave Ortiz(デイブ・オルティーズ)というニューヨーク育ちの2人が、2003年にマンハッタンのバワリー地区にオープン。その名の通り、Daveがスーパーマーケットで吊るされるベーコンを見かけた際にアイディアを得たという精肉店のような内装とディスプレイを特徴とし、世界で最も影響力のあるスニーカーブティックの1つに数えられることもあったが、残念ながらオープンから10年足らずで閉店となってしまった伝説的なショップ。
そんな彼らが2004年に発表したAM90 “Bacon”は2000年代屈指の名作として知られていたが、閉店してしまったことから長らく復刻されずにいたものの、オリジナルのカラーリングを忠実に再現しての初復刻が決定。アッパー全体をレッド/ピンク/ベージュの配色とすることで肉肉しさを表現しつつ、こんがり焼けたベーコンのようなブラウンをTPUパーツとミッドソールのウェッジパネルに差し込むことで、ポップでありながら引き締まった絶妙な表情を見せる1足に仕上がっている。
Air Max 90 “Bacon”は噂によると、海外では3月のAir Max Dayにあわせてリリースされる模様。ぜひとも国内展開してもらいたいところだが本稿執筆時点では明らかになっていないので、ひとまず上のフォトギャラリーからそのディテールをチェックしておこう。