Montblanc がブランドの新たなシグネチャーとなる “M”パターンを採用した M Gram4810 コレクションをリリース
ブランドのアーカイブからインスピレーションを受けて誕生した“M”パターンがエレガントに彩る“M_Gram 4810 コレクション”
スイスの高級アクセサリー/ステーショナリーブランド〈Montblanc(モンブラン)〉が、新たにデザインされた“M”パターンを全面にあしらった“M_Gram 4810 コレクション”を発表した。ユニセックスラインである本コレクションは、バックパック、ダッフルバッグ、財布やベルトといったさまざまなピースがラインアップされ、そのすべてに青と黒の洗練された“M”パターンが登場。機能性を損なうことなく、都会に生きる人の生活をエレガントに彩るラグジュアリーなコレクションに仕上がった。
ブランドのアーカイブからインスピレーションを受けて誕生したこの“M”パターン。〈Montblanc〉にとって重要な時代のひとつである1920年代のアール・デコ様式にフォーカスしたものであり、幾何学的な外観を持つ大胆で先のとがったデザインが特徴的だ。そして、今後もシグネチャーデザインとしてブランドのアイテムに使用されることも発表されている。
アクセサリー/ステーショナリー業界においてすでに確固たる地位を築き上げてきた〈Montblanc〉だが、なぜ今このタイミングでこのようなチャレンジに打って出たのか。それらを探るべく、ブランドのクリエイティブ・ディレクター Zaim Kalam(ザイーム・カラム)に話を聞いた。
まずはブランドとしての特徴と代表的なアイテムを教えてください。
あくまで私の個人的な意見ですが、創業当時のクラフツマンシップを今日まで貫くMontblancの姿勢は、ブランドとして最大の特徴だと思っています。そして、関わる全てのスタッフがこのことを理解しており、結果として革新的な製品を次々と生み出せていますね。代表的なアイテムはもちろんマイスターシュテュック万年筆です。
新しい“M”パターンのインスピレーションはどこから来ており、どのようにデザインされたのでしょうか?
“M”パターンはブランドのアイデンティティを示すエンブレムみたいなものとしてとらえています。なので、まずアーカイブを出発点にしてデザインを考えていきました。たくさんのリサーチを重ねていく中で1920年代のポスターと出会い、私たちはそれを見ながら、このポスターのグラフィックが現代ならばどのように進化するのかを考えました。そして、グラフィックを2次元の都市地図に重ね、それを3次元に変換させてから微調整するといった一連の作業を繰り返し行い、最終的なデザインが完成しました。私たちはこのモノグラムパターンでブランドの背景や価値観、表現を伝える必要があると思っています。
テイストの変化はMontblancの今後に影響を与えますか?また、今回の“M”パターンは現在のファッションやライフスタイルのトレンドとどのようにリンクしているのでしょうか?
そもそもMontblancは常に変化をしてきたブランドです。そしてその変化を115年間継続することで成功を収めてきました。つまり、ブランドとして常に顧客と向き合いそのニーズに応えてきたということです。そういったなかで発生したパンデミックはMontblancの変化を加速させたと言えるでしょう。
MontblancとM_Gram 4810 コレクションにとって機能性はどれほど重要ですか?
とても重要な役割を担っています。なぜならMontblancはファーストプロダクトから現在にいたるまで、機能性とクラフツマンシップのブレンドを常に意識してきたブランドだからです。そのシームレスなブレンドは、Montblancのすべてのアイテムをとてもユニークなものにしていますね。もちろんM_Gram 4810コレクションにもこの哲学は反映されており、ユーザーの創作意欲やインスピレーションを刺激する革新的なコレクションになりました。
まずは上のギャラリーから最新ルックを確認し、詳細については公式オンラインサイトからチェックしてみてはいかがだろうか。
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