マイケル・ジョーダンのルーキーカードが史上最高値を更新する約7,700万円で落札

先日、Zion Williamson（ザイオン・ウィリアムソン）のルーキーカードに関するニュースをお伝えしたが、NBAのトレーディングカード市場がかなりの熱を帯びてきている。「Fleer（フレアー）」社より発行された1986-87シーズンのMichael Jordan（マイケル・ジョーダン）のルーキーカードが、『Goldin Auctions』にて史上最高値を更新する73万8,000ドル（約7,700万円）で落札された。しかも同時に2枚。

Michael Jordanといえば1984-85シーズンにデビューしているが、「Fleer」がバスケットボールカードを作り始めたのが1986年のこと。そのため、JordanをはじめとするHakeem Olajuwon（アキーム・オラジュワン）、Charles Barkley（チャールズ・バークレー）ら華のドラフト84年組の一部は1986年にそのルーキーカードが登場している。今回落札された2枚のカードは、共にPSAのグレーディングで最高ランクとなる10評価を受けており、コンディションは完璧。これまで市場には18,000枚以上のMJのルーキーカードが出回ったが、そのうちわずか316枚のみが最高グレードである“Gem Mint 10（ジェムミント10）”を付与されている。

1月には同ランクのMJのルーキーカードは21万7,000ドル（約2,270万円）で落札されており、わずか1カ月も経たないうちにとんでもない高騰ぶりを見せている。さらに遡れば2019年12月時点は、約32,000ドル（約330万円）ほどの価値しかなかったのだ（それでも十分高額だが）。NBAトレーディングカードのインフレがどこまで進むのか気になるところ。