LVMH が Rihanna とタッグを組んでローンチした FEИTY の休止を発表

〈Louis Vuitton（ルイ・ヴィトン）〉や〈DIOR（ディオール）〉など数多くのラグジュアリーブランドを擁するファッション業界最大手企業「LVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）」が、2019年にRihanna（リアーナ）と立ち上げた〈FEИTY（フェンティ）〉。「LVMH」にとって初の有色人種の女性とのパートナーシップかつ、1987年の〈Christian Lacroix （クリスチャン ラクロワ）〉以来2度目という満を持してのブランド設立だったが、わずか2年での休止が発表された。

同ブランドの運営休止について「LVMHとRihannaは世界状況が改善するまでヨーロッパを拠点とするFEИTYの既製服ラインの運営を一時休止することに合意した」と、渡航制限によってロサンゼルスを拠点とするRihannaと欧州のデザインチームの連携が困難になったためだと説明。〈FEИTY〉の『Instagram』は1月から投稿の更新が滞っており、数週間後には公式サイトも停止されるという。今後、両者は“Fentyの収益構造”の改善と長期的な発展という目標を再確認するべく、Rihannaが展開するコスメブランド〈Fenty Beauty（フェンティ ビューティ）〉、スキンケアブランド〈Fenty Skin（フェンティ スキン）〉、ランジェリーブランド〈Savage X Fenty（サヴェージ x フェンティ）〉のプロデュースにより力を注いでいくそうだ。