シャキール・オニールが Nike とエンドースメント契約を結ばなかった理由を明かす
「Nikeは俺のシグネチャーモデルを作ることを望んでいなかった」

2019年に『Business Insider』がアメリカ国民を対象に行った“最も偉大なバスケットボール選手は?”というアンケートで5位にランクインし、NBA史上最高のセンターと称されるShaq(シャック)ことShaquille O’Neal(シャキール・オニール)。彼はNBAのスーパースターでは数少ない〈Nike(ナイキ)〉および〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉とエンドースメント契約を結ばなかった選手の1人で、NBAデビューから数年は〈Reebok(リーボック)〉が足元をサポート。ルーキーイヤーからシグネチャーモデル Shaq Attackが発売されるなど、“Shaq=Reebok”という構図が頭の中にある人は少なくないだろう。
その後、Shaqは自身のブランド〈Shaq Brand(シャック ブランド)〉や中国の〈Li-Ning(リーニン)〉などともエンドースメント契約を結び、2011年に約20年間続いた現役生活を終えているのだが、引退から10年のこのタイミングで〈Nike〉と関係を築かなかった理由を明かした。
「俺がドラフトされたとき、Reebokは俺に自分の靴、つまりシグネチャーモデルを持つ機会を与えてくれたんだ。Nikeも興味を持ってくれていたんだが、俺のシグネチャーモデルを作ることを望んでいなかった。当時の俺は自分のライン、自分のバッシュを持ちたかった。勢いよくデビューして、人々に俺の名前を覚えてもらいたかったんだ。プレーで自分の価値を証明するよりも先に自分のシグネチャーモデルをリリースし、後から自分を高めていきたかった」(Shaquille O’Neal)
デビュー前の時点で〈Nike〉から声はかけられていたものの、シグネチャーモデルの製作に関して渋られたことがエンドースメント契約に繋がらなかった原因だと話したShaq。もし〈Nike〉がシグネチャーモデルの製作に意欲的であれば、いくつもの名作バッシュが生まれていたのかもしれないと考えると興味深いが、〈Shaq Brand〉からはそんな夢のようなモデル(?)がいくつもリリースされ問題になっていたので、気になる方はこちらから記事をチェックしてみよう。