Patek Philippe x Tiffany & Co. からパートナーシップ170周年を記念した Nautilus の限定モデルが登場　

スイスを代表する3大時計メーカーの1つ〈Patek Philippe（パテック フィリップ）〉と、アメリカが誇る老舗ラグジュアリーブランド〈Tiffany & Co.（ティファニー）〉。この世界的な2大ラグジュアリーブランドのパートナーシップ170周年を記念して、〈Patek Philippe〉はブランドを象徴する時計 Nautilus（ノーチラス）の限定モデルを発表した。

1851年、〈Patek Philippe〉が米国市場におけるリテールパートナーとして〈Tiffany & Co.〉と契約を結んだことから、両者の関係が始まった。“製品に対する完璧さの追求”や“職人技への情熱”、そして“顧客への感謝と最高のサービスを提供する”という価値観を共有していた両者は、その後長い時間をかけて良好な関係を築き上げていくことに。1876年、〈Patek Philippe〉は同ブランドのアメリカの総代理店に〈Tiffany & Co.〉を任命し、新たな契約を締結した。2008年には、ニューヨークの5番街にある〈Tiffany & Co.〉の旗艦店内に〈Patek Philippe〉の米国初のブティック『Patek Philippe Boutique at Tiffany & Co.』がオープン。このブティックでは、〈Patek Philippe〉が現在展開している全コレクションを見ることができる。

両者の“特別な関係”を証明する証として、2001年以降に〈Patek Philippe〉は〈Tiffany & Co.〉のために限定モデルをいくつか製作している。その全ラインアップは以下の通り。各モデルの文字盤には両ブランド名が記載されており、これらはコレクターの間でも特に人気が高い。なお、現在〈Patek Philippe〉の時計の文字盤にブランド名を記載することを許可されているのは〈Tiffany & Co.〉のみであることからも、両ブランドの関係性を窺い知れるだろう。

2001年
Ref.5150R、5150J、5150G
（ローズゴールド150本、イエローゴールド150本、ホワイトゴールド150本の計450本限定）
*両ブランドのパートナーシップ150周年記念モデル

2009年
Ref.4987G-001 & 4987G-010
（白文字盤が50本、黒文字盤が50本の計100本限定）
*ニューヨーク五番街の『Patek Philippe Boutique at Tiffany & Co.』のオープン1周年記念モデル

2012年
Ref.4987G-001 & 4987G-010
（ブルーサンバーストの文字盤が25本、マザーオブパールの文字盤が25本の計50本限定）
Ref.5396G-012
（アニュアル・カレンダー搭載のホワイトゴールド製、100本限定）
*共にニューヨーク五番街の『Patek Philippe Boutique at Tiffany & Co.』のオープン5周年（2013年）記念モデル

そして今回発表されたパートナーシップ170周年記念モデルのベースとなるのは、今年製造中止となったNautilus Ref.5711。Ref.5711/1A-018と名付けられたこのモデルは、ステンレススチール製のケースに“ティファニーブルー”の文字盤が目を引く特別な1本。文字盤の6時位置に“Tiffany & Co.”、12時位置に“Patek Philippe”のブランド名が記され、サファイアクリスタルのケースバックには“170th Anniversary 1851-2021 Tiffany & Co. – Patek Philippe”の文字が刻印されている。

〈Tiffany & Co.〉x〈Patek Philippe〉Ref.5711/1A-018は、170本のみ限定生産され、ニューヨーク、ビバリーヒルズ、サンフランシスコの〈Tiffany & Co.〉の旗艦店で販売予定。価格は52,635ドル（約597万円）となる。なお、170本のうちの1本は12月11日（現地時間）に開催される『Phillips（フィリップス）』主催のオークションに出品され、収益は全て国際的な環境保護団体「The Nature Conservancy」に寄付されるとのこと。オークションの詳細についてはこちらでご確認を。