Netflix が実写ドラマ化していた『Cowboy Bebop』の打ち切りを発表
オリジナルアニメの監督と音楽スタッフを招聘していたものの、1シーズンで無念の打ち切り

Flying Lotus(フライング・ロータス)やThundercat(サンダーキャット)をはじめ、Logic(ロジック)、Machine Gun Kelly(マシン・ガン・ケリー)、Denzel Curry(デンゼル・カリー)、Soulja Boy(ソウルジャ・ボーイ)らを虜にしてきた日本が誇る人気SFアニメ『Cowboy Bebop(カウボーイビバップ)』。今年、1998年のオリジナルアニメ放送から23年の時を越え「Netflix(ネットフリックス)」が実写ドラマ化に着手。11月からシーズン1が配信され、シーズン2を匂わせる終わりかたをしていたのだが、このたび打ち切りが正式発表されてしまった。
本ドラマは『Prison Break(プリズン・ブレイク)』などで知られる製作会社「Tomorrow Studios(トゥモロー・スタジオ)」と「Netflix」が共同で手掛け、オリジナルのイメージを損なわないためにアニメ版で監督を務めた渡辺信一郎をコンサルタントに、同じく音楽スタッフだった菅野よう子を同ポジションに招聘。このため前評判は非常に高く、配信スタート時には約7,400万の視聴数を獲得していた。しかし、蓋を開けてみると期待されていたような内容には程遠く、翌週には視聴数が半分以下になるなど週を重ねるごとにその数は減少。批評家から辛辣なコメントが相次ぎ、SNSでも批判の声が多数上がるなど、正式発表前から打ち切りの噂は絶えなかった。
「Netflix」は世界的なアニメ人気を受け、『幽☆遊☆白書』や『ONE PIECE』など日本の人気アニメ・漫画の実写ドラマ化に多数取り掛かっているだけに、『Cowboy Bebop』の二の舞にならないことを願うがはたして……。