2021年限りで F1 から撤退する Honda がアイルトン・セナ以来30年ぶりに王座奪還
ファイナルラップで逆転優勝を決めるというドラマチックすぎる有終の美

モータースポーツの最高峰「フォーミュラ1(F1)」の2021年最終戦「アブダビGP決勝」が12月12日(現地時間)に行われ、レッドブル・ホンダのMax Verstappen(マックス・フェルスタッペン)がファイナルラップでLewis Hamilton(ルイス・ハミルトン)に逆転。今季10勝目、通算20勝目を挙げ、ドライバー部門での総合優勝を果たした。Maxとしては参戦7年目にして初のワールドチャンピオンで、今シーズン限りで「F1」からの撤退を発表していた「Honda(ホンダ)」に1991年の故 Ayrton Senna(アイルトン・セナ)以来30年ぶりのタイトルをもたらした。
「Honda」は1964年から「F1」に挑戦し、これまで幾度となく撤退・復帰を繰り返してきた。そして、2015年に復帰していたが今年になって2050年までのカーボンニュートラルの実現という環境対策から撤退を決定。2022年シーズン以降の再参戦に関しても八郷隆弘社長が「考えていない」と断言していた中、ファイナルラップで逆転優勝を決めるというドラマチックすぎる有終の美を飾った。来シーズンから「Honda」の5文字が見られなくなるのは残念だが、引き続きエンジンやハイブリットシステムは供給され続けるとのこと。
なお、「Honda」はラストラン前に「じゃ、最後、行ってきます」という文言と共に、歴戦のライバルチームたちへの感謝を伝える画像を掲載。すると、優勝決定後にライバルメーカー「TOYOTA(トヨタ)」が賛辞をツイートするという粋なやり取りがあったので、ぜひ下から目を通してみてほしい。
じゃ、最後、行ってきます。#ありがとうF1#ThanksF1 pic.twitter.com/DTUcK5VlLj
— Honda 本田技研工業(株) (@HondaJP) December 11, 2021
#F1jp 2021シーズン最終戦のレポートを掲載しました🖊
👉 https://t.co/NzcZVQdYLq
フェルスタッペン選手が自身初の世界チャンピオンに輝き、HondaはF1ラストイヤーに30年ぶりのチャンピオンとなりました🏆#PoweredByHonda #ホンダモースポ pic.twitter.com/rT7y6mAF1q— HondaモータースポーツLive (@HondaJP_Live) December 12, 2021
30年ぶりのワールドチャンピオン!
最後まで諦めない素晴らしいラストラン!
感動をありがとうございました!!!#ありがとうホンダ #PoweredByHonda https://t.co/FlgqfUL7Pm— TOYOTA GAZOO Racing (@TOYOTA_GR) December 12, 2021