Logic の楽曲 “1-800-273-8255” がアメリカで自殺防止に繋がっていることが明らかに
楽曲タイトルは自殺予防相談の電話番号で、結果として245人の命を救ったとのこと
2020年7月に引退を宣言するも、2021年6月にシーンへと復帰したメリーランド・ロックビル生まれの実力派ラッパー Logic(ロジック)。卓越したスキルと真摯なリリックで知られる彼の代表作といえば、2017年にAlessia Cara(アレッシア・カーラ)とKhalid(カリード)を迎えて発表した楽曲 “1-800-273-8255”だろう。この11桁の数字の羅列は、アメリカの自殺防止ホットラインの電話番号をそのまま引用しているのだが、このたび同楽曲が実際に多くの自殺防止に繋がっていることが明らかになった。
医学誌『BMJ』が発表したレポートによると、同楽曲のリリース後に電話相談が増えた期間が3度あったという。1つはリリース日(2017年4月28日)からの34日間、もう2つは2017年の「MTV Video Music Awards(MTVビデオミュージックアワード)」と2018年の「グラミー賞」で同楽曲をパフォーマンスした直後だ。累計で約10,000件の電話相談があり、これにより10~19歳の自殺者が5.5%減少し、結果として245人の命を救った計算になるとのこと。
「俺の音楽が実際に人々の生活に影響を与えていることを知り、この楽曲を制作することになった。人々を助けたい気持ちで作った楽曲で実際にそうなったという事実が、俺の心を揺さぶっているよ」(Loigc)
特に2017年の「MTV VMAs」は、Logicと共に自殺未遂者や自殺で家族や友人を亡くした人々が出演しているのだが、彼のエモーショナルなパフォーマンスとフリースタイルから涙を流す参加者の姿が映し出される印象的なものとなっているので、ぜひ下から目を通していただきたい。
そして、パフォーマンスの最後には社会への思いの丈をぶつけるフリースタイルも。熱量の籠ったあまりにも心に刺さるリリックとなっているので、ぜひ和訳とあわせて映像チェックしていただきたい(3/3) pic.twitter.com/b49xYDxqLm
— Internet BoyFriends (@ibfs_2020) December 18, 2021













