ヴァージル・アブローの訃報を受け Off-White™️ x Air Jordan 1 “Chicago” のリセール価格が高騰
2018年8月時点では4,050ドルが最高取引額だったが、現在は約5,000〜10,000ドルの値付けが相次ぐ

11月28日(現地時間)、2019年から患っていた心臓血管肉腫という心臓にできる稀な癌のため、41歳で急逝した〈Off-White™️(オフホワイト)〉の創設者であり〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉のメンズ アーティスティック・ディレクター Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)。未だに稀代のデザイナーの訃報を信じられない方も多いだろうが、現在、リセール市場では彼の手掛けたアイテムの価格が急騰している状況だ。
特にVirgilと〈Nike(ナイキ)〉の初共作で、2017年の“Shoes of the Year”にも輝いた〈Off-White™️〉x〈Nike〉Air Jordan 1 Retro High OG “Chicago”の値上がりが凄まじい。定価190ドルの本モデルは、その人気の高さから平均2,000ドルで取り引きされ、2018年8月時点では4,050ドルが最高取引額だったのだが、Virgilの訃報後は約5,000〜10,000ドルの値付けが相次いでいる。
Virgilの手掛けた新作が今後は発売されないことを考えると、既存品の需要が高まるのは自然の流れだが、法外な値付けという故人への敬意に欠ける行為は避けていただきたいものである。また、購入を考えている方はフェイク品が大量に出回っているため、『StockX』などの信頼性・安全性が担保されたリセールサイトを利用しよう。