MLB ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が2021シーズンのア・リーグ MVP を受賞
日本人選手としては2001年のイチロー以来20年ぶり2人目の快挙

「The Baseball Writers’ Association of Americ(BBWAA、全米野球記者協会)」の投票で選出されるア・ナ両リーグの年間最優秀選手賞(MVP)が11月18日(現地時間)に発表され、MLB ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がア・リーグの、フィラデルフィア・フィリーズのBryce Harper(ブライス・ハーパー)がナ・リーグの2021シーズンのMVPをそれぞれ受賞した。
2017年に北海道日本ハムファイターズからエンゼルスへと移籍し、4年目にして初めて投打の二刀流として怪我なくシーズンを完走することができた大谷。打ち立てた記録は枚挙に遑がないが、投手として9勝2敗、防御率3.18、奪三振156、打者として46本塁打、100打点、26盗塁、8本の三塁打などをマーク。惜しくも“野球の神様” Babe Ruth(ベーブ・ルース)以来103年ぶりとなる“2桁勝利・2桁本塁打”の達成とはならなかったが、MLBの歴史でも類を見ない圧倒的な成績から選手間投票で選ぶMVPなどを受賞しており、「BBWAA」のMVPには最有力候補に挙がっていた。
「BBWAA」のMVP受賞は自身としては初で、日本人選手としても2001年のイチロー(シアトル・マリナーズ)以来20年ぶり2人目の快挙。また、このMVPは「BBWAA」の会員30人に投票権があるのだが、全員が1位票を投じる満票での受賞で、これは2014年のMike Trout(マイク・トラウト)以来だという。
さらに大谷は、11月24日(同時間)に発表されるMLBのベストナイン “All-MLB Team(オールMLBチーム)”でも先発投手と指名打者の2部門で最終候補に選出されており、史上初の複数部門での受賞が期待されている。