Twitter の創業者 ジャック・ドーシーが CEO を退任
後任には「Twitter」のCTOを務めてきたパラグ・アグラワルが就任

11月29日(現地時間)、米『Twitter(ツイッター)』は、共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)が同日付で退任したことを発表した。Dorseyは、2022年に同社の取締役からも退くという。後任にはこれまで同社の最高技術責任者(CTO)を務めていたParag Agrawal(パラグ・アグラワル)が就任した。
Dorseyは2006年に「Obvious(現 Twitter)」を設立し、2009年にはデジタル決済サービスを提供するテック会社「Square Inc.」を創業。一時は「Twitter」の経営から離れていたものの2015年に復帰し、両社のCEOを兼任していた。今回のCEO退任の決断について、Dorseyは以下のコメントを発表。「私がTwitter社を去ることを決めたのは、同社が創業者たちから離れる準備ができたからです。新たなCEOとして、Paragを全面的に信頼しています。過去10年間の彼の仕事は、我が社に大きな変革をもたらしました。また、彼のもつスキルやハート、ソウルには深い感謝を抱いています。今後はParagが会社をリードするべきです」
また、「Twitter」の次期取締役会議長であるBret Taylor(ブレット・テイラー)は、Dorseyの退任について以下の声明を発表している。「取締役会を代表して、Jackの先見性のあるリーダーシップと創業以来の我が社への絶え間ない献身に感謝したいと思います。彼は、最も重要な時期にTwitterに戻り、会社を立て直してくれました。それ以降の(我が社の)躍進は、本当に驚くべきものです。Jackは世界にかけがえのないものを与えてくれました。私たちはそれをこれからも引き継いでいきます」