Bottega Veneta のクリエイティブ・ディレクター ダニエル・リーが突如として退任
ケリーグリーンを落とし込んだアイテムの提案など、ブランド復活の立役者がわずか3年で去る
2018年からTomas Maier(トーマス・マイヤー)に代わり〈Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)〉を率いてきたクリエイティブ・ディレクター Daniel Lee(ダニエル・リー)が、突如としてブランドから離れることが「Kering(ケリング)」より発表された。
Phoebe Philo(フィービー・ファイロ)時代の〈CELINE(セリーヌ)〉で長年ディレクターを勤め、2018年に17年間ブランドを指揮していたMaierの後任として〈Bottega Veneta〉入りしたLee。アイコニックな編み込み技法 “Intrecciato(イントレチャート)”を再解釈したバッグやシューズの展開をはじめ、シグネチャーカラーとしてケリーグリーンを落とし込んだアイテムの提案、ドイツ・ベルリンのクラブ 『Berghain(ベルグハイン)』で完全非公開のコレクション開催、全SNSアカウントを削除するといったマーケティングなど、当時右肩下がりだった1966年創業の老舗に新風を呼び込み見事トレンドの最前線へと返り咲かせていたが、両者合意のもと退任という結果に。理由および後任に関しては明らかになっていないが、近日中に発表されるとのこと。
「Bottega Venetaで過ごした時間は、素晴らしい経験でした。卓越した才能あるチームと一緒に働けたことに感謝していますし、私たちのビジョンの創造に関わってくださった皆様に永遠の感謝を捧げます。François-Henri Pinault(フランソワ・アンリ・ピノー)のサポートと、Bottega Venetaのストーリーに参加する機会を与えてくれたことに感謝します」(Daniel Lee)