中国・上海の空港で7.6トン以上の『ポケモンカードゲーム』の偽造品が押収される

世界的に大人気の『ポケモンカードゲーム』は、今年で発売25周年を迎えた。この特別なアニバーサリーイヤーを記念し、日本や海外では25周年のスペシャルコレクションが発売され、また我らが『HYPEBEAST』でもリザードンをフィーチャーしたコラボカプセルコレクションをリリースしている。まさに歴史的な“ポケモンイヤー”となった2021年も終わりが近づくなか、衝撃的なニュースが報じられた。

中国・上海を拠点とする報道メディア『Yicai Global』の情報によると、11月22日（現地時間）に上海浦東国際空港で、約7.6トン以上の『ポケモンカード』の偽造品が押収されたという。約20箱に収められたこれらの偽造カードは、同国・青島の企業がオランダに向けて出荷しようとしていたところを、空港の税関職員に摘発された。報道ではこれを“近年最大級のIP偽造の摘発”と称している。

『ポケモンカード』は、25年前の発売当初より人気を博し、当時から多くの偽造品が市場に出回っていた。しかし、近年では以前にも増して世界中が熱狂しているため、レアカードの価格が高騰するのは当然のことながら、現行品ですらも入手が困難になるほど。このような人気を受けて、2020〜2021年にかけて約37億枚のカードが製造されており、これは歴代の売上枚数の約10.8％に相当するという。また、この事に比例して偽造品もかつてないほど製造されているのも事実。今回の件をきっかけに、今後悪質な偽造品製造業者が次々と摘発されることを期待したい。

Twenty boxes of counterfeit #Pokemon #Pikachu game cards weighing over 7.6 tons were intercepted at Shanghai's Pudong Airport by customs officials yesterday. Bound for the Netherlands from a company in Qingdao province, it is one of the biggest fake #IP hauls in recent years. pic.twitter.com/zM2y6BiTIt

— Yicai Global 第一财经 (@yicaichina) November 23, 2021