トム・ブレイディがパス通算獲得距離で NFL 歴代最高記録を更新

Maddie Meyer / Getty Images

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10月3日（現地時間）に行われたNFL2021年レギュラーシーズン第4週のタンパベイ・バッカニアーズ対ニューイングランド・ペイトリオッツの試合で、バッカニアーズのクオーターバック Tom Brady（トム・ブレイディ）が同リーグにおけるパス通算獲得距離（ヤード）の歴代最高記録を更新した。

本ゲームはBradyが2000年〜2019年シーズンまで在籍したペイトリオッツを離れて以来、初めてとなる古巣との試合であることから、以前より全米中が注目していた一戦。また、シーズン第3週に行われたロサンゼルス・ラムズ戦で432ヤードを積み上げたBradyは、この時点で80,000ヤード越えを果たした史上2人目のクオーターバックとなっており、Drew Brees（ドリュー・ブリーズ）が保持する歴代最高記録 80,358ヤードまで目前に迫っていた。

ペイトリオッツのホームであるジレット・スタジアムで雨の中行われた試合当日、Bradyが入場すると観客からは大歓声が起こったが、その後バッカニアーズが最初のドライブでフィールドに出た際にはブーイングが巻き起こることに。彼はその時の心境を「どちらもうれしかった。色々な思いが頭に浮かんだけど、冷静にプレーすることを心掛けたよ」と振り返った。Bradyは第1クオーターでMike Evans（マイク・エバンス）への28ヤードのパスを通し、Breesの記録を更新して歴代トップに。試合はバッカニアーズがペイトリオッツに19－17で勝利し、最終的にBradyは43本中22本のパスを成功させ、269ヤードを獲得したことで通算 80,560ヤードを達成した。試合後のスタジアムには観客による「Brady！Brady！」のコールが響き渡り、両チームの選手共に彼の偉業を祝福した。

Bradyは本記録の達成について「最高にクールだ。このスポーツでは、素晴らしいチームメイトがいなければ何も成し遂げられない。22年間、仲間たちが素晴らしいキャッチングを続けてくれたおかげだよ」と語った。また、現在44歳である彼は記者に「ジレット・スタジアムでの試合は今回が最後になる可能性が高いのか」と問われ、以下のようにコメントしている。「将来がどうなるかは分からない。もしかしたら、ここに戻ってくるチャンスがあるかもしれない。僕はいつもこのコミュニティーの一部だと感じている。僕にとっては（ジレット・スタジアムは）アメージングな場所だった。今でもそれに変わりはないよ」

.@TomBrady is now the all-time passing yards leader! #TheReturn

📺: #TBvsNE on NBC
📱: https://t.co/50pf7DlJse pic.twitter.com/p7nLvNJ1ru
— NFL (@NFL) October 4, 2021

BRADY BREAKS THE RECORD IN FOXBOROUGH!

Tom Brady passes Drew Brees for the NFL passing yards record 👏 pic.twitter.com/AsXpqeTq13
— SportsCenter (@SportsCenter) October 4, 2021