Snoop Dogg が Eminem とのビーフが解消したことを明かす
「自分でも言い過ぎたと思っている。俺だって間違いを犯すし、完璧じゃない。俺はSnoop Doggだから」

2020年7月、西海岸の大御所ラッパー Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が自身の考える史上最高のラッパー10人を発表した際、「業界ではよくEminemがTop 10に入るリリシストだと言われるが、それはDr. Dreのおかげだ。Dr. DreがいなければEminemは自分の魅力を引き出せなかった。1980年代には、RakimやBig Daddy Kaneら彼が敵わないラッパーがたくさんいる」と発言したことで勃発したSnoop Dogg vs Eminemのビーフ。これに対しEminemは、同年にリリースしたアルバム『Music to Be Murdered By – Side B』収録曲 “Zeus”で、「潰し合いのビーフで叩かれるのには慣れている。1番いらないのはSnoop Doggがウロウロと付いてくることだ。俺にとっては君は“God”のような存在だったのに。いや、そうでもないな。(“Dog”のスペルを逆に読んで)たいしたことがないやつを勘違いしていただけか」とラップするなど、両者の関係は泥沼化すると思われていた。しかし、Snoopがラジオ番組『The Breakfast Club』にすると、1年足らずで関係が修復したことを明かした。
「Eminemのことは愛してるよ。俺たちはヒップホップをとても愛しているからこそ、時に競争的になり、ラッパー同士で闘うことがある。だから彼の中で引き金を引いてしまったんだと思う。でも俺たちはブラザーでファミリーだからお互いを受け入れ、何をすべきか学んだ。お互いにリスペクトし合うことや、公共の場でどのように話すべきかなど、長いこと話したのさ。自分でも言い過ぎたと思っている。俺は彼に謝り、自らを向上させるための発言だったことを伝えた。俺だって間違いを犯すし、完璧じゃない。俺はSnoop Doggだから」(Snoop Dogg)
ヒップホップへの愛と競争心からくる失言だったことを明かしたSnoop。2人は2022年2月に「第56回スーパーボウル」のハーフタイムショーで共演することが決まっていただけに、仲違いが解消して何よりである。