NBA 75周年記念チームに選ばれても不思議じゃないベスト落選プレイヤーは?
トレイシー・マグレディやヴィンス・カーターなど一時代を築いた選手はリスト外に

先日発表されたNBAの創設75周年を祝した“NBA75周年記念チーム”。メディアや現役/引退選手らによって選出されたリーグの歴史で最も偉大な選手のリストになるが、なにせ75名しか選べないので、落選した名プレーヤーも当然多くいる。NBAファンであれば「あの選手が入ってない!」と思う方もいるだろう。本稿では、そんな歴史に名を残すベスト落選プレイヤーをご紹介。
Shaquille O’Neal(シャキール・オニール)やCharles Barkley(チャールズ・バークリー)の出演する番組『TNT』では、特筆すべき落選選手として、T-Mac(Tマック)ことTracy McGrady(トレイシー・マグレディ)、Vince Carter(ヴィンス・カーター)、Dikembe Mutombo(ディケンベ・ムトンボ)、Grant Hill(グラント・ヒル)、Penny Hardaway(ペニー・ハーダウェイ)、Dwight Howard(ドワイト・ハワード)、Bernard King(バーナード・キング)、Walt Bellamy(ウォルト・ベラミー)、Adrian Dantley(エイドリアン・ダントリー)、Artis Gilmore(アーティス・ギルモア)を挙げている。
McGradyとCarterに関しては、一時はKobe Bryant(コービー・ブライアント)を凌駕するほどの実力を備え、リーグの顔として人気を博したが、怪我によりその全盛期は長くはなかった。PennyとHillも上記2人と同じような境遇で、Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)2世として90年代中盤に彗星のごとく現れたが、膝や足首の怪我によって、そのポテンシャルを発揮し切れずじまいだったと言える。しかし、CarterとHillはスタープレイヤーの地位を失った後も、頼れるベテラン脇役として、さまざまなチームに重宝され、結果的に平均的な選手よりもはるかに長い現役時代を過ごした。Carterにいたっては、リーグ史上最長となる22シーズンをプレー。1990年代から2000年代、2010年代、2020年代まで4つの年代にまたがって現役だった唯一の選手だ。
これ以外にもYao Ming(ヤオ・ミン)、Tony Parker(トニー・パーカー)、Pau Gasol(パウ・ガソル)、Chauncey Billups(チャウンシー・ビラップス)、Chris Webber(クリス・ウェバー)、Jermaine O’Neal(ジャーメイン・オニール)、Amar’e Stoudemire(アマーレ・スタウダマイアー)、Ben Wallace(ベン・ウォーレス)、Alonzo Mourning(アロンゾ・モーニング)あたりも90〜2000年代を代表する選手として記憶される。現役では、前述のDwight Howard以外にもKyrie Irving(カイリー・アービング)、Klay Thompson(クレイ・トンプソン)、Draymond Green(ドレイモンド・グリーン)、Paul George(ポール・ジョージ)といったプレーヤーも選ばれていてもおかしくないだろう。