The Wall Street Journal が2021年のファッション・イノベーター・オブ・ザ・イヤーにキム・ジョーンズを選出
多くのコラボを実現させてきた手腕と共に、排他的思想の強かった業界に風穴を開けたことを高く評価
現在〈DIOR(ディオール)〉メンズと〈FENDI(フェンディ)〉ウィメンズのアーティスティック・ディレクターという二足の草鞋を履くKim Jones(キム・ジョーンズ)が、世界的メディア『The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)』の選ぶ2021年のファッション・イノベーター・オブ・ザ・イヤーに選出された。
〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉メンズでクリエイティブ・ディレクターを7年間務めたのち、2018年に〈DIOR〉へと参画し、2020年からは〈FENDI〉ウィメンズも同時に手掛けるという驚異的な仕事ぶりを見せているKim。〈Louis Vuitton〉時代に大成功を収めた〈Supreme(シュプリーム)〉とのコラボをはじめ、〈DIOR〉では〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉や〈sacai(サカイ)〉といったブランドだけでなく、〈STÜSSY(ステューシー)〉の創設者 Shawn Stussy(ショーン・ステューシー)、ラッパー Travis Scott(トラヴィス・スコット)、現代アーティスト KAWS(カウズ)らとのチームアップも実現。最近では〈FENDI〉で〈Versace(ヴェルサーチェ)〉とKim Kardashian(キム・カーダシアン)の矯正下着ブランド〈SKIMS(スキムズ)〉とのコラボを手掛けるなど、まさに世紀のコラボレーターとして大活躍。『The Wall Street Journal』は彼のこういった垣根を越えるクロスオーバーを実現させてきた手腕と共に、排他的思想の強かったラグジュアリーファッション業界に風穴を開けたことを高く評価し、今回の選出に至ったという。
また、ファッション・イノベーター・オブ・ザ・イヤーとあわせてブランド・イノベーター・オブ・ザ・イヤーも発表され、こちらは〈SKIMS〉を2年で10億ドル以上の価値を持つブランドへと成長させたKim Kardashianが受賞した。