Kanye West が正式に Ye へと改名
ミドルネームも名字もない、Kanyeを短縮した略称かつ宗教的な意味が込められた名前に

今年8月、Kanye West(カニエ・ウェスト)が本名を7thアルバムのタイトルでもある愛称 “Ye”に変更しようと企んでいるニュースをお伝えしたが、これが正式に認められたとの情報が入ってきた。
Kanyeは同月、“個人的な理由”で本名変更をカリフォルニア・ロサンゼルスの裁判所へと申請していたのだが、同州では詐欺またはその他の不正行為の目的に名前が使用された証拠がある場合に限って改名が認められるということで、申請は却下され今後もKanyeはKanyeであり続けると思われていたものの、まさかの承認。10月18日(現地時間)をもってKanye Westという人物は書類上からいなくなり、ミドルネームも名字もないYeとなったのである。
旧 Kanyeが自身をYeと呼び始めたのは、先述の通り7thアルバムをリリースするタイミングから。単純にKanyeを短縮した略称かつ宗教的な意味が込められているそうで、以前出演したラジオ番組では「聖書の中に最も多く出てくる言葉だと思っている。“汝”や“汝ら”という意味だ。つまり俺はあなたで、俺は俺たちなんだ。Kanyeという唯一の存在から、ただのあなたになるんだよ」と語っていた。
3年越しの夢が叶ったYeだが、今後の音楽活動や〈YEEZY(イージー)〉を同名で手掛けていくかは明らかになっておらず、本稿執筆時点では『Spotify』などの表記は旧名 Kanye Westのままである。Kanye改めYeの今後の動きに注目したい。