トム・サックスがパリの Thaddaeus Ropac にて個展 “Ritual” を開催中
ブリコラージュ技法を用いたユニークなスカルプチャー作品の数々が展示されている
















アメリカ・ニューヨークを拠点とする現代アーティスト Tom Sachs(トム・サックス)が、フランス・パリの『Thaddaeus Ropac(タデウス ロバック)』にて個展 “Ritual”を開催している。会期は2月20日(現地時間)まで。
本ソロエキシビションでは、Sachsが得意とするブリコラージュ技法を用いた、日常で目にするオブジェのユニークなスカルプチャー作品の数々が展示されている。今回は、監視カメラや「Tide(タイド)」の液体洗剤、ハンドバッグ、タイヤのない小型トラックなどのオブジェを合板や釘を用いて制作。シルエットや機能性を保ちながら、細かいディテールに彼なりの解釈が加えられている。
『Thaddaeus Ropac』は本展に関し「ニューヨークのような大都市におけるサブカルチャーから影響を受けており、特に1950年代のラテン系アメリカ人のコミュニティにルーツを持つボデガ(スペイン語でワインショップ)として親しまれるニューヨークの街角にあるお店などから着想を得ています。アーティストは日常において目にするインダストリアルなオブジェを合板、ダンボール、樹脂、テープ、ペンキなど身近なマテリアルを用いて再現しています。また、自動車をはじめそれぞれの製造過程において、創造される価値と費やされる労力を表現しています」と説明。
詳細が気になる方は、英語になるが『Thaddaeus Ropac』の公式オサイトをチェックしてみよう。
Thaddaeus Ropac
7 Rue Debelleyme
Paris Fr-75003
France