2020年東京オリンピックは予定通り7月に開催か

“中の人”に延期・中止の選択肢はない模様

スポーツ
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本来であれば昨夏に日本を熱狂の渦に巻き込んでいたであろう2020年東京オリンピックだが、2020年3月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響から丸1年延期されることが発表。それから時は経ち開幕予定日まであと半年に迫っているが、新型コロナは変異種も現れたことで世界的に感染拡大の歯止めがかかっておらず、再び暗雲が立ち込めている。

現に出場選手らは満足に練習できていないことから延期・中止を求め、国内向けチケットは約81万枚がキャンセル。複数の世論調査でも国民の8割以上が開催に否定的であるという結果に。また、緊急事態宣言下にある東京都で大型イベント開催するには(1月15日現在)、“屋内は5000人以下、かつ収容定員の50%以内の参加人数”、“屋外は5000人以下、かつ人と人との距離を十分確保(約2m)”という規則が設けられているうえに、感染者数が4分の1以下だった昨夏でさえ大型スポーツイベントがことごとく中止になっていたことを考えると、今夏の開催は不可能とみていいだろう。

だが、1月12日(火)に行われた記者会見で大会組織委員会の森喜朗会長は開催にいたって前向きな姿勢を見せ、武藤敏郎事務総長も「コロナで大会がどうなるのかではなく、どうすれば大会を開催できるのかを考えることが我々の使命だ」と語るなど、もはや“中の人”に延期・中止の選択肢はない模様。懸念され続けている医療崩壊も現実味を帯び始めているが、はたして“安心安全”な東京オリンピックは開催されるのだろうか。

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