20年の歳月を経て完成した初代 PlayStation 向けのソフトが公開
古いPCから発掘されたソースコードを元に海外の有志チームが開発を引き継いだ幻の作品
国内外問わず入手困難な状況の続く「Sony」のPlayStation 5(プレイステーション5)。そんな世間の狂騒をよそに、なんと20年という歳月を経て完成した初代PlayStation向けのソフトが公開された。
パッと聞き、浦島太郎のようなニュースであるが、そのゲーム名は『Magic Castle(マジックキャッスル)』。当初『Magic Castle』は、1996年に発売されたPS1の一般向け開発キット“ネットやろうぜ”を使って、@PIROWO1と@SG_matsuによって制作されていた。さまざまな事情(当時の状況はこちらにて確認できる)があり、未完成に終わっていたが、2020年3月に@PIROWO1が古いPCからソースコードを発掘。その後、海外の有志チームが開発を引き継ぎ、去る2020年12月24日に完成版が公開された。同ゲームは、プレイするたびに構造の変わる城を舞台とした3DファンタジーアクションRPGであり、プレイヤーは異なる武器や能力を持つ騎士、魔法使い、戦士、射手からキャラクターを選択し、モンスターを倒しながらボスを目指すというもの。
『Magic Castle』のダウンロードはこちらから。
我々が1998年にネットやろうぜ!で制作していた「マジックキャッスル」のフルバージョンが公開されました。2020年のコロナ禍、開発を受け継いでくれたスペインのGOBOUSEIに感謝します。PlayStation環境をお持ちの方はお楽しみ下さい!DLは以下から!#indiegames #NetYarozehttps://t.co/qOLB8aIIfj
— PIROWO (@PIROWO1) December 24, 2020
1995年ぐらいに300万本売るつもりで貯金を使って親友のぴろをと作っていたPSのゲームのプロトタイプ。ソースコードが発掘されて何故か海外の有志が継続開発され2020年になって公開されるというミラクル。今遊んでも面白い。当時製品化しなかった某社担当者は見る目がない。https://t.co/bP3eNcy1Ys
— Keiichi Matsunami (@SG_matsu) December 24, 2020