とあるヒンドゥー教徒が牛革製のヨガマットを販売した Louis Vuitton を非難

文化的および宗教的な側面における教養が欠けていることを問題視し、正式な謝罪を要求

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ヒンドゥー教の教えを説く団体「Universal Society of Hinduism」の会長を務めるRajan Zed(ラジャン・ゼド)が、牛革を使用した〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉のヨガマットを「ヒンドゥー教の教義に反し、非常に不適切だ」と、同ブランドおよび「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」を非難。これを受け、同ファッションハウスはヨガマットの販売を中止する迅速な対応に乗り出したものの、Zedは同グループの文化的および宗教的な側面における教養が欠けていることを問題視した。

問題のモノグラム仕様のヨガマットは、昨年12月から日本をはじめ世界各国で27万9,400円(税込)で販売されていたが、Zedは現在〈Louis Vuitton〉の公式オンラインサイトで“yoga mat”というキーワードの検索結果が表示されないと指摘。実際、同ブランドの英語版の公式オンラインサイトでは“購入不可”また日本版の公式オンラインストアでは“入荷通知を受け取る”と表示されるのみ。〈Louis Vuitton〉は今件に関する正式な声明を発表していないが、Zedは「ヒンドゥー教徒のコミュニティーへの配慮」に感謝の念を示しつつ、ルター派教会の牧師やユダヤ人のラビ、仏教の僧侶などの異教徒の集団と共に、「教育を通じて宗教的および文化的な側面における感受性を強化していく必要がある」と「LVMH」を非難した。

ご存知の通りヒンドゥー教徒の間で牛は神聖な動物として崇められており、Zedは牛の屠殺は教えに反するものであることを強調。「LVMH」の取締役会長兼最高経営責任者(CEO)Bernard Arnault(ベルナール・アルノー)、〈Louis Vuitton〉の会長兼最高経営責任者(CEO)Michael Burke(マイケル・バーク)とエグゼクティブ・ヴァイスプレジデント Delphine Arnault(デルフィーヌ・アルノー)からの正式な謝罪を求めているという。

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