INVITE ONLY:空山基 x MIZUNO “WAVE PROPHECY SORAYAMA” 編
シリーズの記念すべき10作目を手掛けた世界的アーティスト 空山基のアトリエにて特別インタビューを敢行










『HYPEBEAST』のIGTVオリジナル企画“INVITE ONLY”の最新回では、世界的アーティスト 空山基のアトリエを特別訪問。先日発表された空山氏と〈MIZUNO(ミズノ)〉のコラボスニーカー WAVE PROPHECY SORAYAMAについて、ホスト役の小木“Poggy”基史が話を伺った。
その驚異的な写実力を武器に、人体と機械の美を追求する空山氏は、芸術という概念を超え、アートからファッション、サブカルチャー、アンダーグラウンドシーンに至るまで世界中で幅広く支持される。中でも1978年から継続的に制作する“セクシーロボット”が代表的なシリーズ。そんな同氏がデザインした本作、WAVE PROPHECY SORAYAMAは、〈MIZUNO〉のフラッグシップモデル “WAVE PROPHECY”シリーズの記念すべき10作目となる。同社の構造的テクノロジーを結集したソールユニット“INFINITY WAVE”をアップデートさせた本モデルは、従来の“INFINITY WAVE”に比べ、屈曲性の向上と軽量化に成功。“宙に浮いているスニーカー”をイメージしてデザインされたというそのルックスは、アウトソールに大きな空洞を設け、ミッドソールに半透明のパーツを組み込んだ。半透明のアッパーは、シルバーのランバードロゴが輝くフューチャリスティックな透過性のある樹脂を採用。踵部にはメタリックシルバーのパーツを擁し、ソール内側には“SORAYAMA”ロゴを空山基によるデザインの証として落とし込まれている。
空山氏は今回のデザインについて“INVITE ONLY”本編内で以下のようにコメントを残している。「曽野綾子さんという小説家がいて、彼女は革靴を履いているのよ基本。それが、スニーカーをアシスタントに(初めて)もらって履いた時に感動したらしいの。『これは天使の羽だよ、天使の履き物だよ!』って。それを今回ビジュアル化したかったの。このウイングも見た目はクッションがありそうじゃん。見たときに機能が表現されていればフラシーボ効果でそうゆう風に感じるはずなのよ、人間。(今回のモデルは)勝負スニーカーなのよ。デートの時とか。最終的には冠婚葬祭で履けるスニーカーを作りたい。心地良いっていうのを最優先に考えても別にいいと思うんだけどね。気持ち良さを軸足にすれば排除していいもの世の中いっぱいあるじゃない」
WAVE PROPHECY SORAYAMAは、『2G TOKYO』『2G OSAKA』にて既に先行発売されているが、2月6日(土)から、『DOVER STREET MARKET GINZA』『KITH TOKYO(キス トーキョー)』『GR8(グレイト)』などその他の取扱店舗にて販売開始となる。価格は35,000円(税抜)。
加えて、両者は福祉機器メーカー「株式会社今仙技術研究所」と共に、トップアスリート向け義足板バネ KATANAΣ(カタナシグマ)を共同開発。空山氏の作風を象徴するシルバーのカラーリングと空気孔周囲の造形の処理により、その洗練さと存在感が際立つKATANAΣは、最先端のカーボン材料の選定や積層設計に改良を加えることで、可能な限りの軽さを追求したモデルに仕上がっている。全国の義肢装具製作所で取り扱いを行う予定だ。