Glastonbury Festival が2年連続の中止を発表
イングランドの名物フェスが苦渋の決断
イングランドでは現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種者が400万人を超えたものの、1日当たり50,000人前後で新規感染者が増えていることで国内入院患者数は史上最多を更新し続けており、依然として予断を許さない状況が続いている。そんな中、同国を象徴する世界的音楽フェス「Glastonbury Festival(グラストンベリー フェスティバル)」は1年ぶりの開催に向け準備を進めていたが、やむなく2年連続で中止することを発表した。
2019年には20万人近くを集客し、イングランド経済に58億ポンド(約8,230億円)以上の経済効果をもたらしたと言われている同フェス。今年は6月23〜27日(現地時間)の開催を予定していたが、主催者であるMichael Eavis(マイケル・イービス)と娘 Emily(エミリー)は「ギリギリまで希望を持ち続けてきたが、フェスを開催することができないと判断した。がっかりさせてしまい申し訳ない」と連名でコメント。だが既に2022年の開催に向け、特別なプログラムに取り掛かっているという。
今回の「Glastonbury Festival」の決断が世界中のフェスに与えた影響は大きく、今後その多くが開催中止をアナウンスするだろう。また日本では、新型コロナに加え東京オリンピックの開催時期とフェスシーズンが重なることから、「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック フェスティバル)」や「SUMMER SONIC(サマーソニック)」といった大型フェスの開催はより難しいかもしれない……。