GORE-TEX の生みの親であるボブ・ゴアが死去
享年83歳

GORE-TEX(ゴアテックス)の生みの親であるBob Gore(ボブ・ゴア)が死去。享年83歳。
Bob Goreの両親であるBill(ビル)とVieve(ヴィーヴ)のGore夫妻が、1958年にアメリカ・デラウェア州ニューアークの自宅地下室にて「W. L. Gore & Associates」を創業。Billは当時務めていた化学メーカー「Du Pont(デュポン)」社を退職し、フッ素系樹脂のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の可能性にかけた。1969年にBobが、ある条件下でPTFEを急速に伸ばしたことがきっかけとなり、延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)が偶発的に誕生。このePTFEこそ、GORE-TEXファブリックスを形成する上で鍵を握る“GORE-TEXメンブレン”である。1970年には初のePTFEを用いた初の特許を取得。1976年には、アウトドアブランド〈Early Winters(アーリーウィンタース)〉からGORE-TEXファブリクスを使用した最初のジャケットが発売された。GORE-TEXファブリックスとは、防水・透湿・防風という3大機能を備えた先述のGORE-TEXメンブレンに表地と裏地を貼り合わせた1枚の布地を指している。
『HYPEBEAST』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
Today we mourn the loss of Bob Gore, whose scientific achievements changed our Enterprise and left a lasting impact on the world.https://t.co/9kYbhoZtRp pic.twitter.com/niH1HQvANu
— GORE-TEX Products NA (@GORETEXna) September 18, 2020