オノ・ヨーコがメトロポリタン美術館の再開に際し新たなプロジェクトを始動

“希望”と“団結”というメッセージ性の強いワードが記された横断幕が建物の正面に飾られ、来場客を出迎える

アート
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先日、アメリカ・ニューヨーク州のAndrew Cuomo(アンドリュー・クオモ)知事は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策のために閉館を余儀なくされていた美術館の8月24日からの営業再開許可を発表。5カ月ぶりに再開する『メトロポリタン美術館』では、日本人アーティスト オノ・ヨーコの手がけた横断幕が建物の正面に飾られ、来場客を出迎える。

オノ・ヨーコがロックダウン中に製作した2つの横断幕(高さ:24フィート x幅:26フィート)には、“DREAM”と“TOGETHER”という文字が大胆に黒字で記され、人々に訴えかけてくるものがある。“DREAM TOGETHER(2020)”と題された同作品は、来場者を再び美術館に誘い、このような窮地における希望となり、ポジティブなメッセージを発信している。『メトロポリタン美術館』の社長兼最高責任者 Daniel Weiss(ダニエル・ヴァイス)は「この展示は、ニューヨークまたメトロポリタン美術館が徐々に日常に戻りつつあることを示唆している。コミュニティーに繁栄をもたらす両者は、人間の精神力に対する楽観的な視点、アートが人々にもたらす心地よさ、回復力、混乱する時代への理解で共通している」とコメント。また『メトロポリタン美術館』の館長 Max Hollein(マックス・ホライン)はオノ・ヨーコこそがこのプロジェクトに最も相応しいアーティストだと称賛した上で、「ニューヨークと所縁の深い方でありながら、移民として世界中を旅しグローバルな視点を持つ方でもある。彼女はそれを作品に落とし込んでいる」と述べた。

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