evian x ヴァージル・アブローによるデザインコンペの受賞者が発表
ゼロ・ウェイスト・デザイン “A020” を手掛けた29歳のダニエル・エルゼナーが選出
2019年2月に始動した「evian（エビアン）」とVirgil Abloh（ヴァージル・アブロー）によるコラボレーション。2020年4月には、サステイナビリティに焦点を当てたデザインコンペティション “Activate Movement Program”を開催していたが、その受賞者がこの度発表された。
受賞者に選出されたのは、ゼロ・ウェイスト・デザイン “A020”を手掛けた29歳のDanielle Elsener（ダニエル・エルゼナー）。Elsenerが提案した持続可能なデザインは、ファッションやテキスタイルの業界で問題視されている廃棄物の削減の可能性を見出すもの。Virgil Ablohは「Danilleのイノベーションは、Activate Movement Programの審査員の心を動かしました。彼女のアイデアは未来の世代のために、業界に変革をもたらすことができます。彼女のゼロ・ウェイスト・デザインがどのように発展していき、現状に立ち向っていくのか楽しみです」とコメント。助成金はプロダクションの過程の効率化やゼロ・ウェイスト・デザインの改善と構築についてデザイナーたちが学べる学習プラットフォームのために配給されるという。
Danielleは『HYPEBAE』の独占インタビューで「私はファッション業界と食品業界を比べるのが好きです。菜食主義、ヴィーガニズム、グルテンフリーなどといった持続可能なサブカテゴリーは食品業界に存在しつつも、ファッション業界には欠けている部分があります。私たちは体内に摂取するものにとても気を使うものの、着るものについてはそこまで気にしません。それはどうしてでしょうか？調達、資材、グローバルな規模でもたらされる影響を明記するオープンなシステムを作り上げていくために、私たちは働きかけていく必要があります。自分が関心を持っている問題について知識を蓄えていくことは誰もができることです。立ち止まって自分の判断を振り返ることは、世界に与える個人の影響を減らすことができます。商品の生産地やライフサイクル、全体に与える影響を把握するのは難しいものの、それは大切です」と語っている。
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