Talib Kweli と Mos Def による Black Star の新アルバムがお蔵入りに

Talibは現在ソロアルバム『Cultural Currency』に勤しんでいる模様

ミュージック
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多くのヒップホップファンから待望されていた、Mos Def(モス・デフ)ことYasiin Bey(ヤシーン・ベイ)とTalib Kweli(タリブ・クウェリ)によるユニット Black Star(ブラック・スター)の復活アルバムはお蔵入りとなってしまったようだ。Madlib(マッドリブ)プロデュースの本アルバムは完成済みと報じられてきたが、Kweliは『Instagram(インスタグラム)』の投稿(既に削除されている)で以下の声明を発表している。

このことに対して黙っているのはもううんざりだ。やれることは全て尽くした。世界中を回った。このアルバムの製作費は自腹で払った。全てカルチャーのために。私もBlack Starのファンだ。あなた方と同じように、またそれ以上にアルバムのリリースの実現を願っていた。だが、ビートも作ったことがない、ライムも書いたことがない人間がこぞって私が仲間たちと作り上げたものを侮辱してきた。それが今は神の手で。私は他のことで忙しい。このような文化を侮辱する人々に構っているほど人生は長くない。もしかすると、あなた方は私の死後にアルバムを聞くことができるかもしれない

この発表に続き、Kweliはポッドキャスト番組にて、新たなソロプロジェクト『Cultural Currency』に取り掛かっていることを明かし、クリエイター支援プラットフォーム『Patreon(パトレオン)』限定で配信予定であることを述べた。「私はアンダーグラウンドのラッパーとして知られている。私のリリックは現状に対する批判である。本来であれば、私は成功するはずのないアーティストだった。不利な状況に負けず成功することができたのは、業界に馴染むことができ、ファンとも直接繋がることができたためである。音楽業界に否定されたら、自分で業界を作り上げる。Patreonとのコラボレーションは、この改革を促進する次のステップである。Patreonはアーティストによってアーティストのために作られたプラットフォーム。自分が自分として生まれたことに誇りを持っている。だが、私が属する集団はアーティストやアートが好きな人々で構成されている。私のアートをPatreonで共有することで、私は自分が属する集団と素晴らしい、革新的な方法で繋がれる」

この新たなプロジェクトでは1年間を通して、毎月新曲をリリースする予定だという。それに加え、 Kweli自身によってキュレーションされた“hip-hop legends”に含まれている未公開のトラックや「Patreon」限定のボイスチャット“Discord”機能にアクセスすることができるという。

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