渋谷の新名所 MIYASHITA PARK で押さえておきたい7つのショップ
個性的な90のショップの中から『HYPEBEAST』読者必訪のショップをチョイス
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響からオープンが大幅に遅れていた渋谷の新名所『MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)』が、ついに7月28日(火)にオープンを迎えた。
渋谷寄りの南街区(地上1~4階)と原宿寄りの北街区(地下1~地上3階)からなる『MIYASHITA PARK』。世界的ラグジュアリーブランドや東京ローカルなストリートブランドに加え、居酒屋やレストランが集まる全長100mの“渋谷横丁”など、個性的な約90のショップが入るこの場所は渋谷の新たなランドマークになるに違いない。そこで今回は『HYPEBEAST』読者にオススメしたい7ショップをご紹介。訪れる際の参考にしていただければと思う。
※館内の3密を避けるためにオープンからしばらくの間は事前予約制・入場制限となるので、行くことを検討している方は予約をお忘れなく。
KITH
『MIYASHITA PARK』の開業に先駆け7月4日(土)からオープンしていた『KITH(キス)』初のインターナショナル旗艦店『KITH TOKYO(キス トーキョー)』は必訪ショップだ。場所は明治通り沿いの北街区1〜2階。1階がフットウェアスペースとメンズ・ウィメンズのアパレルおよび雑貨コーナーで、2階がキッズとシリアルアイスクリームバー『KITH TREATS TOKYO(キス トリーツ トウキョウ)』の構成に。フットウェアスペース中央にあるシューズのアーカイブタワーと、天井やウィンドウディスプレイに並ぶ〈Nike(ナイキ)〉Air Force 1のカスタムアートは、店外からも見ることができるので『MIYASHITA PARK』に訪れた際は是非とも足を運んでおきたいところ。オープンと合わせて『HYPEBEAST』ではインタビューを行なっているので、詳しくはこちらから。
Louis Vuitton
〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉の旗艦店は数あれど、『Louis Vuitton渋谷メンズ店』は記念すべき世界初のメンズ旗艦店となる。こちらも『KITH TOKYO』同様に明治通り沿いの北街区1~2階に店を構え、7月6日(月)からオープン。ファサードはNIGO®️(ニゴー)とのコラボコレクション“LV²(LVスクエアード)”の世界観を表現したツイストメタルとガラスによるアイコニックなダミエ・パターンに彩られている。2層構造の店内ではメンズのフルラインをそろえ、同店限定アイテムも用意。1階の3分の1はポップアップスペースとして活用し、シーズンごとに新作を紹介するアニメーションを放映するとのこと。
DAYZ
南街区3階にある〈BEDWIN & THE HEARTBREAKERS(ベドウィン アンド ザ ハートブレイカーズ)〉の渡辺真史ディレクターによるショップ『DAYZ(デイズ)』は、『HYPEBEAST』の読者の皆様には必ず訪れてほしい。ショップロゴは〈WTAPS(ダブルタップス)〉の西山徹が手掛け、内装は「M&M(エムアンドエム)」が担当。店内には“あの頃の日々”を思い出す1990年代の裏原ブームを率いた東京発ストリートブランドとのコラボアイテムと、〈Nike(ナイキ)〉を中心としたスニーカーが壁一面にずらりと並ぶ。さらにはギャラリースペースも設けており、ポップアップなどを通して新鋭ブランドを紹介していくという、東京ストリートシーンの兄貴的存在である渡辺ディレクターの心意気が感じられるショップだ。
「日本には東京のストリートブランドをまとめて見ることができるショップというのが実はなかったので、それならばとショップをオープンすることにした。同世代には懐かしんでほしいし、若い世代や海外からきたお客さんにはここを入り口として各ブランドを知りショップなどを回ってもらえればうれしい」(渡辺ディレクター)
SAI
『DAYZ』の真横に位置する『SAI(サイ)』は、『MIYASHITA PARK』唯一のアートスペース。国内外のアーティストによるエキシビションをはじめ、文化を反映させたポップアップやアートイベントなど、ジャンルや時代を超えた様々なプログラムを開催していくという。オープニング企画は福岡のアトリエ兼ショップ『ON AIR』をベースに活動するKYNE(キネ)の、都内では2回目となるソロエキシビション“KYNE TOKYO 2”。大型キャンバス作品をはじめ、ステッカーをモチーフとした初の立体作品など本展覧会のために準備されたオール新作で構成されている。期間は8月24日(月)までなので気になる方はお早めに。
TOKION
1990年代を代表するカルチャー誌『TOKION(トキオン)』の復刊&デジタルメディアのローンチと合わせて、源馬大輔がキュレーターを務めるリアル店舗『TOKiON the STORE』が北街区2階に登場。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界に発信する”を軸に、オリジナルアイテムや独自の視点でセレクトしたユニークな雑貨など多彩なプロダクトをそろえる。8月2日(日)まではAMKK(東信、花樹研究所)による移動式花屋 『FLOWER SHOP “希望”』のショップインショップがオープンしており、今後もさまざまなブランドやショップなどを招いていくそうだ。
Hender Scheme
恵比寿と合羽橋に直営店『スキマ』を持つ〈Hender Scheme(エンダースキーマ)〉が、北街区2階の7坪の“隙間”に『スキマ 宮下公園』をオープン。スチールとアルミニウムのシェルフの一部にアイコニックなベジタブルタンニンレザーを施すことで、時間の経過とともに経年変化する唯一無二の什器を設置するなど、限られた狭い空間だからこそブランドの世界観を凝縮している。“渋谷”の文字がさりげなくパンチングされたフットウェアなど、ここでしか手に入れることができない限定アイテムも展開するそう。訪れた際はアイテムと一緒に内装にも目を向けてほしい。
Firsthand
サステナビリティを意識したコンセプトストア『Firsthand(ファーストハンド)』が、昨年10月の1号店に続き早くも2号店を北街区2階に出店。店内には〈GALLERY DEPT.(ギャラリーデプト)〉をはじめエクスクルーシブ感のあるブランドがラインアップされ、中古のハンドリフトや日用品の廃棄物を再利用した什器を用いることで視覚的にアップサイクルを伝えるなど、“初めて体験する”や“他では体験できない”という意味が込められた店名にふさわしいショップに。8月10日(月)まではアーカイブストア『BLUE ROOM(ブルー ルーム)』のポップアップがオープンしており、1990年代カルチャーに影響を受けた20代スタッフがセレクトした古着と、同時期に人気を博した古本も陳列されている(非売品)。編集部が訪れた際には藤原ヒロシとNIGO®️が表紙を飾る『asayan(アサヤン)』や『relax(リラックス)』のFutura(フューチュラ)特集など心踊る雑誌を見かけたので、それだけでも訪れる価値はあるだろう。
MIYASHITA PARK
住所:東京都渋谷区渋谷1-26-5
Instagram:@miyashitapark_