UPDATE:NFL レッドスキンズが人種差別問題の動きを受け改名を検討
全米のインディアン部族は何十年にも渡って改名を求めていたそう(UPDATE:改名が正式決定)
UPDATE(2020/7/14):当初の予定通り、レッドスキンズは7月13日(現地時間)に改名決定を発表。現在のチーム名とインディアンをモチーフとしたロゴを全て廃止し、「今後100年にわたり、われわれの伝統や誇りを高める新たな名称を検討している」と、後日改めて新チーム名とロゴマークをアナウンスするとコメントした。
— Washington Redskins (@Redskins) July 13, 2020
ORIGINAL(2020/7/13):George Floyd(ジョージ・フロイド)の死亡事件を機にBlack Lives Matter運動をはじめとする人種差別問題への関心が強まる中、アメリカ先住民のインディアン民族への差別にも意識が高まっている。これを受けインディアンのイラストをトレードマークとし、彼らの蔑称である“赤色人種”をチーム名とするNFLのワシントン・レッドスキンズが7月13日(現地時間)に改名決定を発表するという。
1933年からレッドスキンズをチーム名に取り入れ、1967年からインディアンのイラストをトレードマークとしていた同チームに対し、全米のインディアン部族や団体は何十年にも渡って使用撤廃を求めていたが「インディアンに対する敬意の表れ」としてこれを拒否していた。だが昨今の世界情勢から人種差別を想起させるとの声が強まり、1998年から2025年まで本拠地の命名権を持つ大手スポンサーのFedEx(フェデックス)が改名を要求。〈Nike(ナイキ)〉などの他スポンサーもこれに同調し、チームは改名を検討。現段階で新チーム名は明らかになっていないが、早ければ2020年シーズン開幕前にも変更されることになるという。
またMLBのクリーブランド・インディアンスもチーム名の変更を検討していることを明らかにしており、この2チームのほかにもNHLのシカゴ・ブラックホークスやMLBのアトランタ・ブレーブスも、インディアンや彼らを象徴する槍をモチーフとしたロゴを使用していることから、今後全米に同様の動きが拡がっていくかもしれない。
『HYPEBEAST』がお届けするその他最新のスポーツ情報もお見逃しなく。













