NBA選手のユニフォームに焦点を当てた個展 “Acoustic Panels” がオンライン上で開催中

ケビン・ビーズリーによるエキシビションでは人種差別に関する深いメッセージを訴えている

アート
2,039 Hypes

2019年11月19日に開催された〈HUGO BOSS(ヒューゴ・ボス)〉と『ソロモン・R・グッゲンハイム美術館』主宰の“ヒューゴ・ボス賞2020”のファイナリストとして選出されたアーティスト Kevin Beasley(ケビン・ビーズリー)。この度、ニューヨークにある『Casey Kaplan Gallery(ケイシー カプラン ギャラリー)』のオンライン・ビューイング・ルームにて、自身の個展“Acoustic Panels”を開催している。

作品4点からなる同個展では、NBAを代表するスター選手のDerrick Rose(デリック・ローズ)、James Harden(ジェームズ・ハーデン)、Draymond Green(ドレイモンド・グリーン)やSteph Curry(ステフィン・カリー)を含む計4人のプレーヤーの各ユニフォームが、巨大なフォーム素材上に貼り付けられて登場。“汗”から着想を得たというシワが施されたジャージは、パープルかマルーンの硬質フォーム素材に、流れ落ちているかのように配されている。一瞬、オマージュを捧げているかのように思われる本作品ではあるが、『Casey Kaplan Gallery』によると「アメリカ民衆が黒人の体に対して持つ繰り返される先入観」に焦点を当てながら、「スポーツのカルチャーを通じて、各自の経験や人種、権力、暴力、搾取にまつわる複雑な現実についての話題のきっかけを作りたかった」という強いメッセージ性を持っているという。それぞれの作品の詳細に関しては、『Casey Kaplan Gallery』のオンライン・ビューイング・ルームにてチェックしよう。

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