シカゴ美術館でジャン=ミシェル・バスキアの代表作 “Boy and Dog in Johnnnypump” が展示される

1982年に製作されたアーティストの全盛期を象徴する作品の一つ

アート
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ヘッジファンドの「Citadel Investment Group(シタデル・インベストメント・グループ)」の前身の会社を設立したアメリカ・シカゴ出身のKenneth C. Griffin(ケネス・グリフィン)は、自身のアートコレクションの多くをミュージアムに提供するなど慈善家としても広く知られている。2020年6月には、伝説的グラフィックアーティスト Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)の代表作 “Boy and Dog in Johnnnypump”を1億ドル(約105億3,296万8,190円)で購入し、7月30日(現地時間)に再開する『シカゴ美術館』の『Modern Wing(モダン・ウィング)』で展示するという。

『シカゴ美術館』の近代美術と現代美術のキュレーター Hendrik Folkerts(ヘンドリック・フォーカーツ)は「この作品は1982年に製作されたもので、アーティストのキャリアにおいて全盛期ともいえる時期。この作品を展示してミュージアムを再開できるのがとても嬉しい」とコメント。幅14フィート×高さ8フィートにもおよぶ巨大絵画は、Jean-Michel Basquiatの象徴である骸骨で描かれた黒人男性が消火栓を開けながら犬と遊ぶ姿が印象的であり「彼(Basquiat)は、犬と男性の両者を“内から外へ”と裏返して描きたかった。背景に散りばめられた鮮烈な色彩は焼けつくような暑さの夏の風景を連想させる」とFolkerts氏は説明する。

『Modern Wing』が唯一取り扱うJean-Michel Basquiatの作品 “Boy and Dog in Johnnnypump”の展示を通じて、彼の作品の偉大さや彼が新世代のアーティストに与えた多大な影響を目の当たりにするだろう。「シカゴ美術館附属美術大学だけでなく、どこであれBasquiatはアーティストへインスピレーションを与えている。Basquiatは彼らのためにいる」とFolkerts氏は締め括る。先述通り、“Boy and Dog in Johnnnypump”は、先述の通り7月30日(現地時間)から『シカゴ美術館』の『Modern Wing(モダン・ウィング)』で鑑賞することができる。イリノイ州の住民は、一週間無料で入場することができるという。

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