イギリス政府が2020年8月より屋内コンサートの開催を許可
観客、パフォーマー、会場のソーシャル・ディスタンスを常時保つことが前提
強化された安全対策を実行した上でのライブイベントの開催を可能とするフェーズ4に突入する中、イギリスの政府が新型コロナウィルス感染症(COVID−19)のパンデミック以来初となる2020年8月初頭から屋内コンサートの開催を許可することを発表。
Boris Johnson(ボリス・ジョンソン)英首相は、デジタル・文化・メディア・スポーツ省がソーシャル・ディスタンスを保った観客の安全性を確認してから2020年8月に向け、正式な許可基準を明記したガイドラインを発表することを明かした。これに伴い、ライブハウス会場全体の再開を許可し、接触を最小限に抑えるため、チケットはオンラインで販売されるという。会場内には観客同士の間隔を開けるための印が貼られ、除菌・抗菌作業が強化された上で、パフォーマンスのスケジュールも減らされて再開するという。
Oliver Dowden(オリバー・ダウデン)デジタル・文化・メディア・スポーツ大臣は「イギリスのパフォーマンス分野は世界的に名高いので、ソーシャル・ディスタンスを通じて人々が再び観賞できるための“本当の”前進が見られて嬉しい。8月から屋内シアター、ライブハウス会場、パフォーマンスの空間は、安全を保証した上で、国内の観客を迎え入れる」と述べた。イギリスの音楽業界を代表する「UK Music(UK ミュージック)」の代表取締役 Tom Kiehl(トム・キール)は「屋内の会場でソーシャルディスタンスを保ったライブパフォーマンスの再開の具体的な月を発表できたのは、前進への第一歩だ。だが、ミュージシャン、パフォーマーを含む業界全体はまだまだ道のりが長い。政府は業界全体と協力しながら、ライブイベントが開催され、人々が音楽を再び聴けるよう尽力をつくしていく必要がある」
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