UPDATE：1818年創業の名門 Brooks Brothers が経営破綻

UPDATE（2020/8/13）：アメリカのアパレル運営会社「Sparc Group（スパーク・グループ）」が、3億2,500万ドル（約344億円）で〈Brooks Brothers〉を買収したことを発表した。現在、ブランドはアメリカ国内で約200店舗を運営しているが、「Sparc Group」は少なくとも125店舗を存続させる見込みだという。日本国内においては約70店舗の営業を続けるも、8月30日（日）に青山店を閉店。9月3日（木）に表参道店を新たにオープンする。

ORIGINAL（2020/7/9）：アメリカで初めて既製品スーツを販売した1818年創業の名門ブランド〈Brooks Brothers（ブルックス ブラザーズ）〉が7月8日（現地時間）、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用をデラウェア州の破産裁判所に申請したと公式『Instagram』で発表した。

Theodore Roosevelt（セオドア・ルーズベルト）やJohn F. Kennedy（ジョン・Ｆ・ケネディ）、Barack Obama（バラク・オバマ）ら40人近い米大統領が愛用し、ウォール・ストリートのビジネスマンたちのステートメントピースとしても人気を博していた〈Brooks Brothers〉だが、近年はIT企業などでのオフィスファッションのカジュアル化やストリートファッションの台頭を背景に業績が低迷しており、そこに新型コロナウイルス感染症（COVID-19）による店舗の営業停止が追い討ちをかける形となった。今後はブランドの買い手を探すなどして再建を模索するとみられ、すでに複数から名乗りが上がっているという。

アメリカでは新型コロナの感染が広まった3月以降、〈J.Crew（J.クルー）〉や『Neiman Marcus（ニーマン・マーカス）』『J.C. Penney（J.C.ペニー）』など大手衣料品店や百貨店の経営破綻が相次いでいる。

『HYPEBEAST』がお届けするその他の最旬ファッションニュースの数々もお見逃しなく。