THE NORTH FACE が Facebook への広告掲載を一時停止
ヘイトスピーチや誤情報への抜本的な措置が取られていないと「Facebook」を批判
現在、「Facebook(フェイスブック)」には、ヘイトスピーチや誤情報への抜本的な措置が取られていないとの批判が相次いでいる。「全米黒人地位向上協会(NAACP)」をはじめとする様々な人権団体が、広告主に対し広告掲載を一時停止するよう呼びかけている中、〈THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)〉がこの動きに賛同した。同社は「Facebook」や「Instagram(インスタグラム)」への広告掲載を一時的に取り下げること表明。
アフリカ系アメリカ人男性 George Floyd(ジョージ・フロイド)氏の死亡事件が発端となり、人種差別や理不尽な暴力に対する抗議運動や暴動が世界中で拡がっている中、2020年5月29日にDonald Trump(ドナルド・トランプ)米大統領が抗議者に向け『Twitter(ツイッター)』上で「略奪が始まれば射撃も始まる」というツイートをしたことが話題に。これを受け『Twitter』社は、暴力の賛美についてのルールに違反したと示すラベルを表示させるという対処を行った。一方「Facebook」はトランプ大統領の発言を非常に攻撃的であると認めながらも、暴力扇動に対する同社のポリシーには違反していないと主張し、措置を取らなかった。
今件に対し「憎悪を煽るような、暴力的なコンテンツや誤った情報の拡散を防ぐためのより厳しいポリシーが導入されるまで、Facebookへの広告掲載のボイコットは続ける」と〈THE NORTH FACE〉は断固とした姿勢で対応していくことを発表。「Facebook」のグローバルマーケティングソリューションズ部門の副主任を務めるCarolyn Everson(キャロリン・エヴァーソン)はこれに反応し「それぞれのブランドが下す判断を深く尊重した上、ヘイトスピーチへの対処や選挙に関する情報の透明性を向上させていくことに着目していく」とコメント。他にもフットウェアブランド〈Vans(ヴァンズ)〉や〈Timberland(ティンバーランド)〉もボイコットへの参加を検討しているとか。今後、「Facebook」がどのような対応をしていくのか、注意深くその動向を追っていくことにしよう。
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